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クリプトスポリジウムオーシストの培養細胞への感染と迅速検出システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 12450214
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 土木環境システム
研究機関岡山大学

研究代表者

小野 芳朗  岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (50152541)

研究分担者 加藤 敏朗  新日本製鐵(株), 技術開発本部・先端技術研究所, 主任研究員
河原 長美  岡山大学, 環境理工学部, 教授 (90093228)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2001年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
キーワードCryptosporidium / オーシスト / スポロゾイト / 培養細胞 / ELISA法 / 脱嚢能 / 消毒 / 紫外線 / クリプトスポリジウム / 小腸細胞 / ELISA
研究概要

Cryptosporidiumはオーシストと呼ばれる殻に包まれた状態で存在するため、塩素消毒による不活性化が困難とされている。消毒の効果を評価するための検査技術においては、Cryptosporidiumの生死を判別するだけではなく、感染性の有無を評価することが重要となってくる。そこで、培養細胞にCryptosporidiumを感染させ、細胞内で増殖したオーシストをELISA検出し、感染性を定量評価する方法を検討した。また、スポロゾイトについてもELISA検出して、オーシストの脱嚢能を評価した。その方法を用いて紫外線処理したCryptosporidiumの不活性化を検査した。まず、10^2〜10^4個の範囲でオーシストを植種した時の、細胞表面に接着したスポロゾイトをFixed cell-ELISA法を用いて検出した。生きたオーシストを植種したときには植種濃度依存的な吸光度の変化がみられたが、熱処理によって死滅したオーシストでは、吸光度の増加はみられなかった。また、後培養で増殖したオーシストをLiving cell-ELISA法を用いて検出した。生きたオーシストを植種したときには植種濃度依存的な吸光度の変化がみられたが、熱処理によって死滅したオーシストでは、吸光度の増加はみられなかった。これより、Living cell-ELISA法によって感染能を有したオーシストの数を反映した検出結果を得られると考えられた。
紫外線を照射したオーシストについて、Fixed cell-ELISAで検出したスポロゾイトの生残率は低下しなかったが、Living cell-ELISAで検出したオーシストの生残率は紫外線照射量に応じて低下した。これより、紫外線処理したCryptosporidiumは脱嚢できるが、宿主細胞内で増殖できないことが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 加藤敏朗,小野芳朗 ら: "培養細胞へのCryptosporidium parvumの感染とELISAによる検出"水環境学会誌. 23(7). 427-432 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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