研究課題/領域番号 |
12450292
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・処理
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
関根 和喜 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (40017934)
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研究分担者 |
岡崎 慎司 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 助手 (50293171)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 組織制御 / 高機能化 / 変形集合組織 / 多結晶塑性 / ベクトル空間法 / ODF / 不均質変形 / 高性能化 / 集合組織 / 結晶回転 / 多結晶型性 |
研究概要 |
塑性加工と熱処理を組み合せた工程で発生する多結晶金属の結晶集合組織を制御し、新規材料特性の創生、あるいは材質改善・向上を行うためには、加工・熱処理中に形成される結晶集合組織を定量的に予測・評価する技術が必要となる。そこで、本研究では、多結晶塑性モデルならびに結晶回転解析理論の定式化を行い、それらの成果と三次元結晶方位分布関数(ODF)解析プログラムに基づき、小規模なコンピューター・システムの使用によって、任意の塑性加工と変態とを受けた結晶性材料製品中に発達する集合組織とそれに基づく材質特性を定量的に予測・評価できる計算法とアルゴリズムの提案と、それに伴うソフト技術の開発を行うことを目的とした。 まず、関数解析学のベクトル空間法を採用した新しい概念の結晶塑性論の定式化に成功した。そして、それをもとに活動すべり系と拘束変形に基因する結晶方位回転を効率的にかつ厳密に予測できる具体的計算手法を考案することができた。さらに、提案した計算手法を昨年度提案した、いわゆる粒界近傍での不均質変形を考慮した新しい考え方をベースとする結晶塑性モデルに組込んだ。その結果、結晶の局所格子回転解析法を構築し、集合組織の発達を定量的に予測するアルゴリズムと計算プログラムを開発することができた。本報告書では、第1章に粒界近傍での不均質変形を考慮した多結晶塑性モデルとそれに基づく変形集合組織の定量的予測手法について述べた。さらに、第2章では、予測技術の基礎となるべき、ベクトル空間法による新しい結晶塑性論の定式化について記述した。
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