研究分担者 |
大野 弘 神戸大学, 工学部, 助教授 (60031142)
鈴木 和彦 岡山大学, 工学部, 教授 (50196797)
柘植 義文 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (00179988)
山下 善之 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60200698)
橋本 芳宏 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (90180843)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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研究概要 |
次のような成果を得た。各項目の番号は,研究報告書の章の番号に対応する。 (1)2種類のCUSUM法(Crosier法とHealy法)が多数の外乱に晒されているプロセスの状態監視に有効であることを確かめることができた。 (2)故障が致命的な事故を引き起こす恐れがある設備の管理において,次回の保全時期と作業内容を合理的に決定する組合せ論的アルゴリズムを開発した。 (3)クラスタリング,ICA技術を利用して,汚れ,腐食の進展を検出するための新たな手法を開発し,故障した設備を取り除く作業手順の合成法を示した。 (4)回分式プロセスの安全設計を支援するためのリスク評価システムを開発した。このシステムは,事象の深刻度と発生頻度から定量的にリスクを評価するだけでなく,回分式プロセスにおいて発生する可能性のあるあらゆる事故のシナリオを明確に与えることができる。 (5)複合した原因によって発生した異常状態において原因を探索するアルゴリズムを開発した。このアルゴリズムは,化学プロセスの状態変数間の因果関係の遅れをデータとして利用することにより高い精度で異常の原因を診断することが可能である。このアルゴリズムの有効性を流動接触分解装置の動的シミュレータを用いて確かめた。 (6)異常になったプロセスを正常復帰させる対応措置の自動剛性を行うアルゴリズムを開発した。このアルゴリズムは異常診断システムと連携し,原因の候補集合に共通の対応措置が見いだされた場合には,それ以上候補を絞り込むことを中止する。また,異常診断のために高次統計量を利用する方法をも開発した。 (7)統合的設備管理支援システムを構成する,ストレス排除,予防保全,冗長化,運転支援システムなどの合理的な役割分担を決定する方法を開発した。
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