研究課題/領域番号 |
12450351
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業化学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
神谷 寛一 三重大学, 工学部, 教授 (00024597)
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研究分担者 |
橋本 忠範 三重大学, 工学部, 助手 (10271016)
那須 弘行 三重大学, 工学部, 助教授 (20189179)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | ゾル-ゲル法 / α-アルミナ / アルミニウムブトキシド / 酸触媒 / TEOS / シリカ / X線回折 / バイオシリカ / ゾルーゲル法 / アルミニウムアルコキシド / 塩化アルミニウム / アルミナゲル / X線動径分布解析 / ミリカゲル |
研究概要 |
ゾル-ゲル反応条件を選択することにより、金属アルコキシドからシリカ及びα-アルミナを可能なかぎり低い温度で調製することを目的として研究を進め、以下の成果が得られた。 (1)アルミニウムアルコキシドを塩酸、コランダムシード共存下、0℃で注意深く加水分解することによって得られるゲルは500℃で40〜50%α化することが分かった。 (2)アルミノキサンオリゴマーをClが橋かけしている構造単位が、ゲルの低温α化と関係していると考えられた。 (3)AlCl_3またはAlを原料として得られるゲルも500℃前後でα化することが分かった。 (4)加水分解触媒としてHNO_3を用いるとゲルは800℃で完全にα化した。 (5)生物由来のアモルファスシリカの構造解析を行い、それは常温で生成したにもかかわらず、すでに溶融ガラスとほぼ同じ構造をもつことがわかった。 (6)酒石酸共存下でTEOSを加水分解して得られるシリカは、ガラスと類似の構造をもつことが分かり、シリカの常温調製の可能性が示唆された。
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