研究課題/領域番号 |
12450359
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 史衛 (佐藤 史衞) 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (50016606)
|
研究分担者 |
占部 弘和 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教授 (10176745)
岡本 専太郎 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助手 (00201989)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
15,700千円 (直接経費: 15,700千円)
2002年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2001年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2000年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
|
キーワード | 有機チタン / アセチレン / 環化 / ビタミンD_3 / シクロヘキサン / ベンゼン / 2価チタン / 不斉合成 / スルホニルアセチレン / レッペ反応 / シクロヒキセノン / 環化反応 / 3量化 / グリニャール反応剤 |
研究概要 |
我々の開発したTi(O-i-Pr)_4と2当量のi-PrMgClの反応で得られる2価チタン反応剤は、安価かつ毒性のないこと、さらにその高い反応性から有機合成化学の分野で広く利用される反応剤となってきている。本研究では、さらにその反応の適用拡大を行った結果、次のような成果を得ることができた。 1)2価チタン反応剤によるビス不飽和化合物の環化反応を基軸として新しい実用的な活性型ビタミンD_3およびその誘導体の合成法を開発した。 2)光学活性アリル化合物およびプロパルギル化合物と2価チタンの反応により光学活性アリルおよびアレニルチタンの簡便合成法の開発に成功し、これらチタン化合物の反応特性を利用した新規な不斉合成手法を拓いた。 3)2価チタンと内部アセチレンおよび末端アセチレンの反応により得られるチタナシクロペンタジエンを経由するmetalative Reppe反応の開発に成功した。その結果、従来例のない型のベンゼンおよびピリジン化合物の合成法が確立できた。 4)2価チタン反応剤を用いることにより容易に合成可能となった1,4-ジヨードー1,3-アルカジエンを利用して、多置換ジエン誘導体およびナノ材料として興味を持たれている共役オリゴマーの実用的合成法を確立した。
|