研究課題/領域番号 |
12450369
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子合成
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
英 謙二 信州大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60126696)
|
研究分担者 |
木村 睦 信州大学, 繊維学部, 助手 (60273075)
白井 汪芳 信州大学, 繊維学部, 教授 (80021153)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
|
キーワード | ゲル / ゲル化財 / 有機ゲル / ゲル電解質 / 水素結合 / ゾル・ゲル重合 / 酸化チタン / 酸化タンタル / ゲル化剤 / ゾルゲル重合 |
研究概要 |
本研究は、有機溶媒や油(オイル)類を少量の添加でゲル化する新規な低分子化合物のゲル化剤の分子設計と合成、ゲル化機構の解明を目的とした。また、開発したゲル化剤の応用研究も行なった。具体的にはオイルゲル化剤の多孔質高分子材料、中空状無機材料、電解質材料への応用について研究した。本プロジェクトで、多孔質高分子材料、中空状無機材料の作製法を確立した。また、液漏れ防止電池の実用化を目指してイオン性液体をゲル化してゲル電解質を作製し、支持塩の種類、ゲル化剤の種類、各濃度と温度によるイオン伝導度の依存性を明らかとした。 ゲル化剤の合理的分子設計のために、不斉炭素をもつ安価な原料としてL-リシン、L-グルタミン酸、環状ジペプチド、(1S,2S)-(+)-2-アミノ-1-フェニル-1、3-プロパンジオール、(1R,2S)-(-)-ノルエフェドリンなどに着目し新規なオイルゲル化剤を分子設計した。分子設計した化合物を合成し、各種油類、有機溶剤に対するゲル化能を調べ、ゲル化するものについてはゲル化に必要な最小量を求めゲル化剤としての評価をした。合成した化合物はガスクロマトグラフ質量分析計(申請備品として購入)などにより確認した。また、ゲル化の機構を示差走査熱量計、透過型電子顕微鏡により調べた。すでに筆者らによって開発された4種の代表的オイルゲル化剤と本プロジェクトで新たに開発するオイルゲル化剤を使って、イオン性溶液をゲル化し、ゲル電解質を作成した。このゲル電解質の伝導度を測定し、支持塩の種類、ゲル化剤の種類、各濃度、温度による伝導度の依存性を調べた。また、多孔質高分子材料、中空状無機材料の作製法を確立した。
|