研究課題/領域番号 |
12460004
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
平野 久 横浜市立大学, 木原生物学研究所, 教授 (00275075)
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研究分担者 |
佐々 英徳 横浜市立大学, 木原生物学研究所, 助手 (50295507)
川崎 博史 横浜市立大学, 木原生物学研究所, 助教授 (70169704)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2001年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | プロテオーム / 蛋白質 / 質量分析 / 蛋白質の機能 / 翻訳後修飾 / 蛋白質間相互作用 / 種子胚芽 / イネ / プロテアソーム / 蛋白質機能 / 蛋白質の動態 / プロテインチップ / 機能 / 発芽 / プロテオミクス / 胚芽蛋白質 / ペプチドマスフィンガープリンティング / アミノ酸配列分析 |
研究概要 |
イネプロテオーム解析を効率的に進めるため、プロテオーム解析の方法を開発あるいは改良する研究を行った。その結果、効率的な蛋白質ゲル内消化法の改良、簡便なペプチドマッピング法の開発、2-DEで分離された蛋白質の質量分析による同定法の確立、SDSゲル電気泳動で分離した蛋白質のショットガン分析法の確立、リン酸化蛋白質検出法の開発、高分子量蛋白質複合体の電気泳動法の開発、新規基板を用いた蛋白質間相互作用解析基盤技術の開発などの研究で成果が得られた。また、開発あるいは改良された手法を用いてイネ種子胚芽蛋白質を対象としてプロテオーム解析を行った。まず、ペプチドマッピングとシークエンサーを用いて、あるいは、質量分析を利用したペプチドマスフィンガープリンティングやショットガン分析法を用いて多数のタンパク質を同定した。既存のデータベースを利用したホモロジー検索で機能が明らかになる蛋白質と明らかにならない蛋白質を分類し、後者については、機能解明の手がかりを得るため、蛋白質の動態の解析を行った。その結果、発芽の初期段階に機能していると考えられるいくつかの蛋白質を同定することができた。一方、巨大蛋白質複合体であるイネ26Sプロテアソームの解析から、蛋白質の翻訳後修飾と機能を解明するための基礎的な知見を得ることができた。本研究で得られた結果と二次元電気泳動パターンとを組み合わせてイネ種子胚芽プロテオームのデータベースを構築した。
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