研究課題/領域番号 |
12460141
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
長谷川 篤彦 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (90011923)
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研究分担者 |
加納 塁 日本大学, 生物資源科学部, 助手 (00318388)
森友 忠昭 日本大学, 生物資源科学部, 助教授 (20239677)
亘 敏広 日本大学, 生物資源科学部, 助教授 (50220950)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | chitin synthase 1遺伝子 / データーベース / 迅速同定 / 真菌症 / 遺伝子診断 / chitin synthase遺伝子 |
研究概要 |
皮膚糸状菌のchitin synthase(CHS)遺伝子の配列情報をGene Bankに登録し、データーベースを構築した。また臨床分離株のCHS遺伝子を解析し、作成したデーターベースと比較を行い、分子生物学的手法による菌種の迅速同定法を確立した。 次に真菌症の病変部位からの生検材料、血液、排泄物から抽出した試料のDNAからCHS遺伝子、リボゾーマル遺伝子、ITS1遺伝子のクロニングを行い、塩基配列を解析した。それと作成したデータベースに登録した遺伝子が一致する菌種を検索して、起因菌の同定を行った。この結果と実際に試料から分離した菌の同定結果と比較し、我々が作成した遺伝子診断結果と従来の診断結果が一致することを確認した。以上の結果から、我々が確立した遺伝子診断は、従来の手法と比較して、迅速に診断を行うことが可能で、特異性および感度も優れていることが確認された。さらに我々が確立した手法を用いて、動物の真菌症から、従来報告の無かった菌種の同定や遺伝子診断を行い、動物の真菌症の多様化を指摘した。これらのことについては、すでに学術学会や国際的な学術雑誌に発表している。
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