配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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研究概要 |
1.Auroraについて (1)Aurora-Aに対するモノクローナル抗体を作製し,その局在を明らかにした。 (2)Aurora-Aは,Cdh1/Hct1に活性化されたanaphase-promoting complexによりユビキチン化されプロテアソームによりG2/M期後急速に分解されることを証明した。 (3)Auroraのリン酸化コンセンサス配列を決定した。ヒストンH3の28番目のセリンもAuroraによりリン酸化されることを証明した。また自己リン酸化部位を同定し,リン酸化モノクローナル抗体を作製し細胞内においても自己リン酸化部位が生理的にリン酸化されることを確認した。 (4)Auroraはオカダ酸感受性のフォスファターゼにより不活性化される機構を解明した。 (5)ファミリーすべてを認識するモノクローナル抗体を作製した。 (6)開発したアンチセンスDNA法によりヒトがん細胞から特異的にAurora-Aを消去すると,染色体の赤道面への整列が不完全となり細胞周期が分裂前中期において停止することを見出した。 (7)染色体リモデリング複合体であるNuRDのサブユニットであるMBD3は細胞分裂中期においてリン酸化を受け,in vitroにおいてMBD3はAurora-Aによりリン酸化されることを証明した。 (8)蛍光蛋白質との融合蛋白質としてAurora-A,ヒストンH3,Importin αを発現する細胞株を樹立した。生きたままの状態でAurora-Aの分子レベルの挙動を,最新のタイムラプスイメージング技術により詳細に検討を加えた。 2.SNKについて (1)Polo-like kinaseのファミリーであるSNKに対するモノクローナル抗体を作製した。この抗体を用いて甲状腺がんの早期診断が可能であることを明らかにした。
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