研究課題/領域番号 |
12470072
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松浦 善治 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (50157252)
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研究分担者 |
宮沢 孝幸 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (80282705)
森石 恆司 大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (90260273)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
2002年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2000年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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キーワード | HCV / 感染機構 / リセプター / 細胞融合 / シュードタイプウイルス |
研究概要 |
C型肝炎ウイルス(HCV)の肝細胞における感染機構の知見は極めて乏しい。本研究ではHCVの感染の初期過程を解析するため、HCVのエンベロープ蛋白質を粒子表面に被ったシュードタイプウイルス及び細胞融合検出系を構築した。これまでの成績から、ヒト肝癌由来のHepG2細胞にHCVの細胞融合ならびに感染を許容するヒトCD81以外の蛋白因子が存在することが推測される。そこで、HepG2細胞からHCVのレセプター分子の同定を進め以下の成績を得た。 1)HepG2細胞からmRNAを分離し、そのcDNA発現ライブラリーを作製した。これをシュードタイプウイルスに全く感受性を示さなかったCHO細胞に導入した。 2)この細胞にシュードタイプウイルスが感染するとGFPを発現する。そこでGFP発現細胞をセルソーターで回収し、そこから発現プラスミドを回収して再度、細胞に導入する操作を繰り返すことによってリセプター遺伝子の同定を進めている。 3)HepG2細胞の細胞膜画分を抗原としてマウスを免疫して、細胞融合やシュードタイプウイルスの感染を中和できるモノクローナル抗体を作製した。上記の中和抗体が認識する分子を精製した結果、いくつかの侯補分子がクローニングされた。
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