研究課題/領域番号 |
12470103
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
井口 弘 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (90025643)
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研究分担者 |
西池 珠子 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (40309448)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | Pneumoconiosis / Alveolar macrophage / Nitric oxide / Superoxide anion / Peroxynitrite / Nitrosation / Cytokines / Asbestos / じん肺 / 炎症性サイトカイン / アスベスト / ニトロソチオール / 一酸化窒素 / 活性酸素 / パーオキシナイトライト / 酸化ストレス / 肺胞マクロファージ / ヒドロキシラジカル / スーパーオキシドアニオン / ペルオキシナイトライト / ニトロソグルタチオン / 化学発光 / 蛍光試薬 / グルタチオン |
研究概要 |
(1):アスベスト及マクロファージ系cell line及び肺胞マクロファージとの培養において、一酸化窒素(NO)合成酵素の誘導によるNO産生と活性酸素O_2の生成増加を明らかにした。 (2):ラット気管内へのアスベスト注入により、(1)と同様の所見が生ずることを認めた。 (3):(1),(2)において細胞内グルタチオンが有意に減少することを明らかにした。 (4):(1)〜(3)において、NOとグルタチオン等の遊離-SHが反応して、RS-NOもしくはGS-NO形成を増加した。(3)の知見と共に、酸化ストレスが増強することを明らかにした。 (5):RS-NO及びGS-NOの蛍光試薬を用いた簡便な我々独自の測定法を確立した。この方法で、生物試料溶液での測定が可能となり、その貢献するところは大である。 (6):アスベストやその代替線維の暴露をうけたマクロファージは、in vivo及びin vitroでTNF-α,IL-1β,IL-6等々の炎症性サイトカイン産生を増加させ、TGF-β産生に伴う肺線維化過程の大略を明らかにできた。
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