研究課題/領域番号 |
12470151
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 浜松医科大学 (2001-2002) 名古屋大学 (2000) |
研究代表者 |
林 秀晴 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50135258)
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研究分担者 |
加藤 秀樹 浜松医科大学, 医学部, 助手 (80314029)
本荘 晴朗 名古屋大学, 環境医学研究所, 助教授 (70262912)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
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キーワード | diazoxide / 共焦点レーザー顕微鏡 / ミトコンドリア膜電位 / Ca^<2+>transient / Ca^<2+>spark / mPTP / rhod-2 / cyclosporinA / Ca^<2+> transient / Ca^<2+> Spark / Cyclosporin A / Diazoxide / ミトコンドリア / ミトコンドリア内Ca^<2+>濃度 / Saponin / permeability transition pore / 細胞保護効果 / cyclosporin A / 筋小細体 |
研究概要 |
Diazoxideの心筋保護作用機構を検討するために、これまで共焦点レーザー顕微鏡を用いて、ラット心室筋細胞においてDiazoxideがミトコンドリア(Mito)のpermeability transition pore (mPTP)を介する[Ca^<2+>]放出を引き起こすことを示した。また、rhod-2/AMを負荷してsaponinで細胞膜をpermeabilizeして[Ca^<2+>]_mを測定することによりMito内のCa^<2+>濃度([Ca^<2+>]_m)の測定法を確立し、Diazoxide(1,10,50μM)が濃度依存性に[Ca^<2+>]_mを減少させることを示した。これらの結果から、Diazoxideは、PTPを介したCa^<2+>放出により[Ca^<2+>]_mを減少させて細胞保護効果を起こすことを明らかにした。今回は、虚血類似状態として高濃度のFCCP作用時における膜電位(ΔΨm)と[Ca^<2+>]_mの関連を検討した。FCCPによりΔΨmは完全にcollapseしたが、[Ca^<2+>]_mはcontrolの44%に低下したのみであったことより、Δψm減少によりCa^<2+> uniporterを介したCa^<2+>流入が減少すること以外の機序が考えられた。mPTPの阻害剤であるcyclosporin Aにより[Ca^<2+>]_mがより低下したことより、mPTPを介してCa^<2+>がMito内へ流入することが示された。一方、細胞質のNa^+濃度を低下させてMitoの主なCa^<2+>排出機構であるNa^+/Ca^<2+>交換機構を抑制すると、[Ca^<2+>]_mが増加した。以上より、虚血類似状態での[Ca^<2+>]_mの調節には、mPTPとNa^+/Ca^<2+>交換機構が関与していることが示唆された。虚血・再灌流心筋障害に対する治療戦略としてmPTPやMitoのNa^+/Ca^<2+>交換機構に作用する薬剤の開発の必要性が示唆された。
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