研究課題/領域番号 |
12470160
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
北村 和雄 宮崎医科大学, 医学部, 講師 (50204912)
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研究分担者 |
江藤 胤尚 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (10038854)
加藤 丈司 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (20274780)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2002年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | アドレノメデュリン / CGRP / AM(11-26) / 昇圧ペプチド / ウシ副腎髄質 / ラジオイムノアッセイ / amidicin / C末端アミド化 / PAMP / 新規生理活性ペプチド / アミド化 / 生理活性ペプチド / 副腎髄質 / 褐色細胞腫 / 降圧ペプチド / ANP / BNP / CNP / 血小板cAMP増加作用 |
研究概要 |
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の発見に引き続き、BNPやCNPなどのアイソペプチドが発見されたように多くの生理活性ペプチドにはいくつかのアイソペプチドの存在することが知られている。我々が発見した新しい降圧ペプチドの"アドレノメデュリン(AM)"や"PAMP"もアイソペプチドが存在する可能性が高い。本研究では、AMやPAMPのアイソペプチドの系統的検索を行い、さらなる新規生理活性ペプチドの発見を目指した。 AMの降圧活性に必須であるリング構造を認識するラジオイムノアッセイ(RIA)およびPAMPの生理活性に必要なC末近傍のRIAを確立し、RIAとHPLCを用いて、ウシ副腎髄質ペプチド分画の、免疫活性の定性を行った。本研究ではAMのリング構造を認識するRIAを用い、ウシ副腎髄質よりAM(11-26)を内在性の昇圧ペプチドとして同定した。AM(11-26)はAM前駆体またはAMより生合成される内在性のペプチドとしてウシ副腎髄質に存在すると考えられた。また、AM(11-26)はブタの腸管にも存在することがRIAにて示された。AM(11-26)は興味あることに交感神経を介して強力な昇圧活性を惹起していることが、示唆された。AM(11-26)は強力な昇圧活性を示し、生体内で循環調節に関与している可能性が示唆された。一方、PAMPのRIAを用いることで、PAMP(9-20)を内在性の生理活性ペプチドとして、ヒト褐色細胞腫組織より単離・構造決定した。 さらに、ペプチドのC末がアミド化されていることを指標に、ペプチドの検索を行い、ブタ心房からamidicinを単離・構造決定した。amidicinは心臓、腎臓等の循環器組織の高濃度存在し、新たな循環調節因子としての可能性が示された。さらに、ヒトの褐色細胞腫にもamidicinが高濃度存在し、現在その精製をすすめている。
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