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虚血心筋障害部位に対する細胞移植治療:ES細胞およびCD34^+細胞同時移植の試み

研究課題

研究課題/領域番号 12470267
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関東北大学

研究代表者

崔 禎浩  東北大学, 医学部/附属病院, 助手 (60312576)

研究分担者 井口 篤志  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (90222851)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 9,900千円 (直接経費: 9,900千円)
キーワードbioengineering / ES cell / cell transplantation / gene therapy / heart failure / myocardial infarction / myosin heavychain / promoter / 再生医療 / 心筋細胞移植 / ES細胞 / 細胞分化 / 心筋虚血 / 心筋梗塞 / 慢性心不全
研究概要

本研究では、ES細胞をランダムに分化させ、心筋に特異的な表現形を持つもの細胞だけを選択的に採取し、虚血心筋障害部へ移植することを目的とした。
embryoid bodyの中で、ES細胞が心筋に分化している部位では、心筋特異的な筋線維であるα-myosin heavy chainが発現していると考え、あらかじめこのα-myosin heavychainのpromoterの下流に蛍光蛋白であるEGFPのcDNAとIRESでつないだzeocin及びpuromycin耐性遺伝子を相み込んだ導入遺伝子を作製し、これを導入したES細胞をzeocin存在下に培養し、上記遺伝子が導入されたクローンをPCRにて選定した。
human leukemia inhibitory factor (LIF)の非存在下で培養し、分化を誘導しembryoidbodyを形成させ、その一部が自律的に拍動すること確認した。一部の拍動部に一致してEGFPの蛍光を認めたが、フローサイトメトリーにて、α-MHC promoterが働いている細胞の分画を同定することはできず、また種々の濃度のpuromycinによって、拍動細胞だけを選択的に得ることもできなかった。
ES細胞から心筋細胞へ分化させるマスター遺伝子が明らかとなっていない現在、本研究のように、ES細胞をランダムに分化させ、様々な細胞になった中で心筋に特異的な表現形を持つ細胞だけを選択的に採取する戦略は、次善の策と考えられたが、ES細胞特有の複雑な遺伝子のon/off調節機構によって、導入した遺伝子をも不活化された可能性があり、想定した結果が得られなかった要因と考えられる。推測される調節機構として、promoter領域のメチル化によってpromoter活性が低下することが知られている。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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