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全身と咬合を考慮した頭頸部筋群マニュピュレーション法の有効性に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 12470425
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

佐藤 亨  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (50192092)

研究分担者 相原 一之  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (70287176)
吉村 浩一  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60287191)
腰原 好  東京歯科大学, 歯学部, 名誉教授 (20085749)
三穂 乙暁  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60307395)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
キーワードMEG / 筋・筋膜のマニュピレーション / 聴力 / 不顎運動 / 顎運動障害 / 下顎運動 / 8分割バランサー / 体重8分割値 / 左右脚足底圧 / 体重均衡点 / 自然立位正面像 / 重力線
研究概要

《研究目的》従来から顎口腔機能と耳の症状との関連性についての報告があるが、本研究は、咬合・咀嚼機能の大脳皮質第1次聴覚野に与える影響をMEGによって測定し、その関連性を追及することである。そこで、筋・筋膜マニピュレーションによる顎運動と聴覚応答に与える影響について検討した。
《研究計画・方法》被験者には研究目的ならびに内容を十分説明し同意を得た女性1名(30歳代)で行なった。聴覚応答は、Neuromag社製VectorviewTM(306チヤンネル)によって測定した。被験者は、MEG測定前にオージオメーター(RION, AA-97B)で聴力測定を行った。音刺激は、オージオメーターの測定結果を参考にして、右聴力刺激で、周波数を250Hz、音圧を30db(聞こえない音)、40db(かすかに聞こえる音)、60db(明らかに聞こえる音)とした。すべての刺激持続時間は40msとし、刺激間隔を0.97秒とした。なお、非測定側は、イヤホーンを装着したままで白色雑音は無しとした。MEG測定条件は、sampling:600Hz、low pass filter:200Hz、hight pass filter:0.1Hz、測定時間:-100〜500ms(刺激前100msから刺激後500ms)、刺激加算回数:200回とした。被験者の測定中の覚醒状態を確認するため脳波測定(EEG)(Fp1,Fp2,C3,C4,01,02部)を行った。またナソヘキサグラフ(GC社製)を使用して顎運動を記録した。その後、咀嚼関連筋および頭頚部筋の筋、筋膜マニピュレーションをおこなった。そして術前と同様な条件で、聴覚応答、顎運動記録の記録を行なった。
《研究経過》被験者は筋、筋膜マニピュレーションにより聴力の向上を認め、オージオメーターにおいても明らかな聴力変化が認められた。MEGの測定の結乗、250Hz、60dbの右刺激において、筋、筋膜マニピュレーション後に聴覚応答が向上していることが認められた。また250Hzの30db、40dbにおいても変化が認められた。切歯点部の下顎限界運動の前頭面運動、切歯点部および平均的顆頭点の習慣的最大開閉口運動において、筋、筋膜マニピュレーション前後の運動の比較をおこなった。この結果、下顎限界運動において明らかに限界運動路に変化が認められた。また習慣的開閉口運動路において運動経路がスムースになる傾向が認められた。
《研究の評価および考察》筋、筋膜マニピュレーション前後の聴力と顎運動の変化を検討したが、今後症例数を増し、これらの関係を明らかにしていく予定である。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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