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胎生後期に発現させた顎顔面形態異常の生後の成長発育に対する生理的機能の影響

研究課題

研究課題/領域番号 12470457
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大山 紀美栄  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (90014216)

研究分担者 馬場 祥行  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (70251535)
鈴木 聖一  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (90187732)
黒田 敬之  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10013939)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
2002年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2000年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
キーワード先天奇形 / マウス / 創傷治癒 / 細胞外基質 / Hyaluronan / Fibronectin / Laminin / 瘢痕 / 先天異常 / 顎顔面形態異常 / 胎仔外科 / 成長因子
研究概要

本研究は、先天異常患者の顎顔面矯正治療の評価や治療法の開発、改良に関わる基礎実験に用いる先天奇形実験動物モデルの出生後の成長発育に対する呼吸や嚥下などの生理機能の影響について解析することを目的として行われた。出生後の成長発育の解析を行うためには、本先天奇形発現モデルにおける奇形発現の機構を明らかにする必要がある。そこで、ここでは出生時の奇形発現の機構を確認するために胎生期に作製した傷の治癒過程について、特に細胞外基質の動態の観察を行った。実験には、胎生14日のマウス胎仔および出生後5日の仔マウスを用いた。胎生期における傷の作製は、当教室で開発したアルゴンレーザーによる方法を用いて行われ、胎仔における創傷治癒過程を経時的かつ組織学的に観察した。また、胎生14日胎仔および出生後5日の仔マウスの鼻口唇部の皮膚の組織切片を作製し、創傷治癒に関与するといわれる細胞基質であるHyaluronan、Fibronectin、Lamininの局在について免疫組織化学的手法を用いて検索を行った。その結果、胎生期の組織においては、Hyaluronan、Lamininが生後の組織に比べて豊富に存在することが明らかとなった。またFibronectinは胎生期、出生後とも創傷部に多く発現することが示された。胎生期の皮膚は出生後に比べて、細胞成分に乏しく創傷治癒の特徴として細胞外基質が大きく関わっているものと考えられ、今回の実験で明らかとなった胎生期、出生後の組織における基質の量、分布の相違は創傷治癒における瘢痕形成の有無などと関連があるものと推測された。今後、創傷治癒過程と細胞外基質の局在の変化を分子生物学的手法を用いて観察し、本先天性奇形動物モデルにおける奇形発現の機構、および、奇形を発現した領域の組織の性状を明らかにした上で、生後の成長発育と生理機能の関連について研究を進めていく予定である。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-03-31   更新日: 2016-04-21  

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