研究分担者 |
黒上 晴夫 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20215081)
鈴木 克明 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (90206467)
水越 敏行 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20019409)
黒田 卓 富山大学, 教育学部, 助教授 (80262468)
木原 俊行 大阪市立大学, 文学部, 助教授 (40231287)
松井 仁 京都教育大学, 教育学部, 教授 (20251423)
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配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
2002年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2001年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2000年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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研究概要 |
インターネット教育実践を,子どものメディアに対する態度と,メディアに対する先有知覚を基礎に,インターネットの導入による実践校と,インターネットがこれから導入される学校の児童を対象に調査し,これにより,インターネット実践の評価を行うことを目的として,まず,最新の校内ネットワークを備えた学校を対象に、絵画投影法やメディア行動調査を実施した。このデータで、当該校での学年比較により、インターネット利用経験によるメディア行動を比較し,(1)文字メディアは情報機能が優れていること,(2)及び映像メディアは肯定と否定が半々であり,(3)電子メディアは,情報機能,肯定的態度,及び社会的態度で顕著な特徴があり,(4)会話はコミュニティ形成や情意機能に置いて優れていることなどが明らかになった。また,一般校との学年間の比較と、学校間の比較を行い、インターネット利用によるメディア態度への影響を分析しその特徴を整理した。 また,インターネットを活用するポートフォリオ評価を、子どもの自己評価、教師の相互評価、保護者評価を組み入れて、システム化を行い、実践的に活用し評価した。ディジタルポートフォリオは質的評価として注目されているが、インターネット活用により、その現実的な利活用が求められていることから、本研究により具体的な指針を示すことができた。これらとともに,メディアリテラシーの育成を、インターネット利用を中心に促進する指導要因を、小学校を中心に行い、それを中学校のカリキュラムと連携する形での発展的方策を策定した。これは,インターネットを中核とする情報活用能力をメディアリテラシーに焦点化し,そこから,小学校から中学校への体系的カリキュラムの枠組みを検討した。 これらから,インターネット利用の実践的効果を総合的に検討し、総合報告書をまとめた。
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