研究課題/領域番号 |
12480043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
田村 武志 大阪府立大学, 総合情報センター, 教授 (60291605)
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研究分担者 |
小島 篤博 大阪府立大学, 総合情報センター, 助手 (80291607)
傍島 邦穂 大阪府立大学, 総合情報センター, 助手 (50295739)
宮本 貴朗 大阪府立大学, 総合情報センター, 助教授 (70291606)
久國 正吉 大阪府立大学, 総合情報センター, 客員研究員
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2000年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 次世代遠隔教育 / 同期・非同期統合環境 / WBT / 音声による機器の自動切り替え / 教育コンテンツの創生・蓄積・配信・共有 / 教材コンテンツ / 感性情報 / ユーザ指向型電子教科書 / 教育コンテンツの創生・蓄積・編集・配信・共有 / XML電子教科書 / WBT教材 / 遠隔講義システム / WBTオーサリング / 次世代e-Learning / IPネットワーク / 音声による切り替え制御 / プロードバンドVSAT / 教育コンテンツ創生・蓄積・編集・配信・共有 |
研究概要 |
本研究の目的は、次世代の高速インターネット時代を視野に入れ、キャンパス内の知的生産活動のプロセスを見直し、教育コンテンツの創生から配信、共有、フィードバックまでを統合的に行う同期・非同期統合型次世代教育ネットワークを構築することである。主な研究成果は次のとおりである。 1)低コストブロードバンドVSATによる双方向型遠隔講義システムの構築 産学連携により低コストのVSATを導入し、東京〔浅草〕と大阪〔府大〕間で双方向ブロードバンドの遠隔講義実験を行った。本実験により、低コストなVSATによる遠隔講義システムが実用化できることを実証した。 2)音声による遠隔講義操作支援装置の開発 ビデオ会議による遠隔講義を実施中に、PowerPointや書画カメラ、ビデオ、白板などを切り替え操作するのは講師にとって大きな負担である。これを改善するために、講師が音声により簡単に機器の切り替え操作ができる装置を開発し、実用化した(プレス発表:日刊工業新聞2002年12月2日付)。 3)ユーザ指向型電子教科書の開発 XMLにより、教科書データベースから学習者個人のニーズに応じて、知識を再編集して出力するというユーザオリエンテッドな電子教科書システムを開発した。 4)WBT教材コンテンツが自動生成できるオーサリングシステムの開発 講師がPowerPointを使って講義をする様子をDVカメラで撮影し、講義終了後、即時にWBT教材が完成するというオーサリングシステムを開発し、実用化した。 5)感性情報を重視したWBT教材作成用オーサリングツールの開発 講師が静止画(PowerPoint資料)上にリアルタイムにポインティングしたり、強調のためのアンダーラインを引いたり、手書き文字などが自由に記入できるオーサリングツールを開発した。本システムは、教育に最も重要である感性情報を表現することができるオーサリングツールである。
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