研究分担者 |
品川 徳秀 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 助手 (60334215)
森嶋 厚行 芝浦工業大学, 工学部・情報工学系, 講師 (70338309)
石川 佳治 筑波大学, 電子・情報工学系, 講師 (80263440)
鈴木 孝幸 神奈川工科大学, 工学部, 助手 (00298283)
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配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2001年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2000年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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研究概要 |
近年のインターネットやコンピュータ技術の急激な進展と普及に伴い,多種多様な情報の高度利用が重要となっている.特に,マルチメディアXMLデータ等の半構造マルチメディアデータベースに対しては,データコンテンツの類似性,構造の類似性,検索のコンテキストに依存した相対的な類似性等,多元的な類似性の概念や情報の捉え方を用いた柔軟な情報獲得のための検索技術が必要となっている.本研究では,利用者の検索目的やコンテキストに適合した様々な類似尺度を用いた適応型の半構造マルチメディア検索,統合,構造変換方式について研究を遂行し,以下のような研究成果を得た. 1.XMLデータベースを対象に,種々の類似尺度を用いた検索,要約生成,構造変換等が可能な拡張問合せ言語X^2QLとその処理系を開発した.また,本処理系をベースとして,Webにおける各種情報源やアプリケーションを統合可能なシステムを実現した. 2.ミドルウェアによるリレーショナルデータベースシステム上での外部関数を考慮したXML問合せ処理方式の開発および評価を行った. 3.利用者からの例示操作に基づきXMLデータ操作を可能とする操作系AUQAを開発し,評価実験によりその有効性を確認した. 4.上記3をさらに発展させ,能動学習を基づくXML問合せ自動生成システムXLeanerを開発し,評価実験によりその有効性を確認した. 5.分類情報(タキソノミー)をWeb検索のコンテキスト情報として用いて検索精度を向上させるための手法を開発し,ODPやGoogle等の実在するディレクトリーサイトやWeb検索エンジンを用いた実験によりその有効性を確認した. 6.モバイル環境において利用者の位置と移動方向を検索コンテキストとして,地理的な類似検索を連続的に行う方式を開発した. 7.ストリーム型の半構造マルチメディアに対する多様な処理を実現するためのフレームワークとして,ストリームを処理可能な情報統合アーキテクチャ,統合処理方式,そのブロトタイブ開発を行った.
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