研究課題/領域番号 |
12480076
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
赤間 清 北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 教授 (50126265)
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研究分担者 |
棟朝 雅晴 北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 助教授 (00281783)
水田 正弘 北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 教授 (70174026)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | プログラム生成 / メタルール / 等価変換ルール / 確定節集合 / 仕様 / 正当性 / プログラム変換 / 優先度 / プログラム自動生成 / 等価変換 / メタ計算 |
研究概要 |
1.メタ計算の一般理論の構築 分離記述と呼ばれる新しい表現システムのクラスを基礎として、プログラム生成の一般的な枠組みを構築した。また、プログラム変換とルール生成の本質的な差異が明らかになった。さらに、プログラム変換によるプログラム生成は、本研究のプログラム生成の真のサブクラスであり、ルール生成部分を最小限にしたものとみなすことができることを示した。 2.一階論理表現を処理できるシステムへの拡張 一階論理表現を含むメタ記述の概念を定義し、その変換により,ルールそしてプログラムをつくり出す実験を行ない、いくつかの例題で成功を収めた。たとえば、言語を一階述語表現で記述し、それを認識する有限オートマトンを自動生成することに成功した。 3.メタ計算の拡張 より広いクラスのルールを生成できるように、メタ表現を拡張した。具体的には、変数に対する制約条件を扱えるように表現の拡張を施し、それに対するメタ計算の理論を開発した。これによって、条件部を持つルールの生成が可能となった。また、それに対する理論的な基礎を検討した。たとえば最大値を求めるプログラムでは、ルールに変数の大小比較の条件が必要になる。これはメタ変数に不等式条件をつけ、それを用いて正しくメタ計算することで達成できる。 4.作成したプログラム自動生成システムの評価 構文解析プログラムを自動生成する問題に適用した。その結果、著しい高速化が達成され、実用的に意味のあるプログラムが得られることが判明した。ただし、得られたプログラムは、さらに高速化できる可能性がある。それは実行部の最大化や、決定性プログラムへの変換である。それについても手動で検討したが、完全な自動化については今後の課題として残された。
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