研究課題/領域番号 |
12480216
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
加藤 順也 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (00273839)
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研究分担者 |
加藤 規子 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (10252785)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 細胞サイクル / タンパク質分解 / Cdkインヒビター / COP9シグナロソーム / 細胞周期 / 蛋白質分解 / CDKインヒビター / 核外輸送 |
研究概要 |
Jab1は、Cdk inhibitor p27、がん抑制タンパクp53、転写因子c-Junなど、細胞内の増殖シグナル経路にかかわる因子と結合しその安定性を調節する。Jab1は各種のがん細胞組織で発現が高く、がん悪性化やp27の低発現との相関が認められることから、発がん機構への関与が考えられる。実際、RNA干渉法によりがん細胞でJab1の発現を低下させると、増殖阻害とアポトーシスの促進が認められ、Jab1の高発現はがん悪性化のマーカーだけでなく、がん細胞の増殖促進、生存の維持に重要であると判明した。Jab1の生理学的機能を解析するために、Jab1遺伝子座を破壊したマウスを作製し解析した。Jab1ヌルマウスは胎生致死で、その細胞では、CSNの消失、p27/p53/cyclin Eの高発現、細胞増殖の阻害、細胞死の促進が観察された。また、マウス線維芽細胞(MEF)を用いた解析では、Jab1+/-MEFは増殖が遅く、特に、G1期の進行が遅延した。この際、CSN/p53/cyclin Eの発現に変化はなかったが、G1期のp27発現抑制に異常が認められた。以上のことから、Jab1高発現は、複数のシグナル経路を介して細胞周期制御の異常を導き、細胞をがん化させることが示唆された。
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