研究分担者 |
李 健泳 大阪産業大学, 経営学部, 教授 (60212685)
松岡 俊三 阪南大学, 流通学部, 教授 (60173811)
浜田 和樹 西南学院大学, 商学部, 教授 (60156396)
星 法子 白鴎大学, 女子短期大学部, 助教授 (30341770)
平岡 秀福 創価大学, 経営学部, 助教授 (00238338)
長坂 悦敬 大阪産業大学, 経営学部, 助教授 (00268236)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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研究概要 |
本研究は,組織構造ないし事業構造の再編に養立つ管理会計システムを究明しようとするものである.およそ企業活動の業績を良くするには,まず第1に収益性のあがるビジネス(事業ドメイン)を選んで,それに資金を運用すべきである.次いで,そのビジネスの運営方法を効率の良いものにしなければならない.後者は広義の「ビジネスモデル」と呼んでもよい.そこで,本研究では,まず始めにビジネスを選別するための管理会計技法を考察し,次いでそのビジネスの効率的な運営に関わる管理会計技法を検討している.さらに,本研究では前者後者の問題には,本研究ではサプライチェーンなどの企業間関係や,ビジネス・プロセスの革新を含めている. 第1の問題は、グループ経営の観点からコアビジネスへの注力とノンコアビジネスの切り離しによるグループ事業の再構築であり、事業の選別と集中による事業再編のための管理会計研究である。これには事業を任された管理者の業績評価方法も含めている.第2の問題は、広義のビジネス・プロセスの革新と改善に資する管理会計の研究である。後者はさらに、(1)サプライチェーンなどの企業間システムの構築に関する管理会計と、(2)事業ないし業務プロセスの革新・改善に役立つ管理会計に分けられる。このような研究課題に対応して次の3つのシステムが開発された. 1 組織再編のための事業評価と管理者業績評価システム.2 企業間システムの管理のための業績評価システム.3 事業プロセスの管理のための業績評価システム その研究成果は,数多くの国内・海外の論文として発表されたが,集約したものとしては次の2冊の図書として結実した.(1)門田安弘・浜田和樹・李健泳編著『組織構造のデザインと業績管理』中央経済社,平成13年4月刊.(2)門田安弘編著『組織構造と管理会計』税務経理協会,平成15年2月刊.
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