研究課題/領域番号 |
12555036
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
設計工学・機械要素・トライボロジー
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
但野 茂 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50175444)
|
研究分担者 |
橋本 伸也 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (50164794)
高橋 裕人 北海道電力株式会社, 総合研究所, 主査研究員
吉成 哲 北海道立工業試験場, 科長
吉成 智 北海道立工業試験場, 科長
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2000年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
|
キーワード | 福祉機器 / 電動車椅子 / 雪路走行 / 走行性能 / 乗り心地性 / 走行シミュレーション / 乗り心地 / ジョイスティック |
研究概要 |
車椅子の試作:従来の2輪駆動電動車椅子をベースに構造的、機構的検討のため、四輪駆動電動車椅子を試作した.そして雪路走行実験を行い、四輪駆動の優位性を確認した.また、室内では四輪駆動は不用のため、二輪駆動車椅子で使用できる収納型キャスター輪を考案した.これらの成果を新聞報道した. 乗り心地性の客観指標の開発:市販電動車椅子および本開発の四輪駆動電動車椅子を使い、雪路、乾燥路走行時の身体負荷特性を計測した.三軸方向加速度、三軸周りの角速度、座圧分布変化量を用いることで、乗り心地性の客観的評価法が可能であることを確認した.通常路面に比べて、雪道走行では乗り心地性が悪くなった。しかし、本開発した四輪駆動車椅子の乗り心地性は、市販の車椅子に比べて、改善された。 シーティング機構の開発:身体機能・状態に合わせた四輪駆動電動車椅子のためのシーティング設計法を考案した.座面角度と背もたれ角度を任意に設定可能な実験シートを作成し、それぞれの角度について走行時の座圧分布を測定した。これらのデータにより、雪道走行に最適な角度があることを示し、シーティング設計と重心位置の移動制御方法を検討した. 雪路走行実験:あらゆる条件を想定した実験路面を作成した.そして、走行実験を行った.また、実際の雪路を利用した走行実験を繰返し、乗り心地性を評価した. ジョイスティックの機能デザイン:ジョイスティックの操作制御に学習効果を持たせ、使っているうちに、利用者の感覚と合ってくるものを開発した. 試作車の改良と走行実験:試作した車椅子に上記の開発項目を盛り込み、改良を計った.
|