研究課題/領域番号 |
12555037
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
設計工学・機械要素・トライボロジー
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 宏正 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (40187761)
|
研究分担者 |
加瀬 究 理化学研究所, 工学基盤研究部, 研究員
木村 文彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60133104)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
|
キーワード | 細分割曲面 / NC加工 / CAM / 自由曲面加工 / 細分割 / 工具経路生成 / CAD / オフセット曲面 |
研究概要 |
細分割曲面は、そのモデリングの容易さや表現力により特にCGで注目されており、CAD/CAMでの利用も期待されている。しかしそのためには乗り越えなければならない課題がある。それは、これまでの手法では細分割曲面から加工情報を生成することができないということである。なぜなら、細分割曲面はその極限においてのみ滑らかな曲面を生成するのであって、その曲面が陽に与えられているわけではないからである。 本研究では工具経路を生成するための方法として、二つの方法を開発した。一つは、細分割曲面からオフセット曲面を生成する方法を開発した。これは、細分割曲面の極限曲面の性質を利用するもので、曲面の極限点において法線を評価し、その方向にオフセットするような曲面の制御点を計算するものである。生成されたオフセット曲面を分割し、それと工具をドライブする面との交線を求めて、それからCLデータを計算する。もう一つの方法は、工具と曲面との干渉を求めて、それからCLデータを生成する方法である。この場合は適当な細分割回数だけ曲面を細分割しておいた多面体に対してこの計算をおこなう。工具干渉の計算が鍵となるが、多面体が十分細かければ制度的には前者よりも期待できる。しかし、オフセット計算は実際には計算量が大きく、詳細なメッシュで行うことは効率上得策ではなかった。そこで、細分割曲面を近似的にオフセットする方法を開発した。さらに、荒加工用の工具経路を算出する方法について検討し、この近似的オフセット多面体に対して、荒加工経路を生成する手法を開発した。 これらの方法によって工具経路を算出することができた。さらに、いくつかの例題について経路を生成し、加工実験を行った。
|