研究課題/領域番号 |
12555167
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 宮城工業高等専門学校 |
研究代表者 |
内海 康雄 宮城工業高等専門学校, 建築学科, 教授 (30168728)
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研究分担者 |
吉野 博 東北大学, 工学研究科, 教授 (30092373)
小林 仁 宮城工業高等専門学校, 建築学科, 講師 (80280329)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | TRNSYS / COMIS / 換気・熱 / シミュレーション |
研究概要 |
建物の計画と管理に係る熱と空気のシミュレーションを行う、質点系の熱と空気についての連成シミュレーションツールの開発を行った。 シミュレーション・システムは、SimCAD(CADデータの作成と読み込み)、PREBID(建物の部材の材質や、居住者や熱源のスケジュールなどの属性の設定)、TRNSYS(動的な熱計算)、COMIS(多数室の換気計算)、IISiBat(ユーザーインターフェース)からなる。 シミュレーションシステムによる計算結果としては、1)夏期の試験住宅の実測とTRNSYSによる計算例:様々なパッシブクーリングシステムを施した小型実験住宅を対象として、その実測結果をもとにTRNSYSによりシミュレーションを行った。その結果、実測における室温などの変化をほぼ計算により求めることができた。2)TRNSYS/COMISによる実在住宅の換気量の計算と予測:ステップダウン法を適用して空気齢を実測すると共に、COMISならびにCOMIS-TRNSYSの連成によりケーススタディを行った。ほぼ実現象を再現できることが分かり、また一定条件のもとで換気効率の評価を簡易な実測方法で行うことができた。 以上より、オブジェクト指向型の考え方に質点系の熱・空気シミュレーションを行うシステムを構築した。また実験住宅と実在住宅を用いた実験とシミュレーションを行い、ほぼ実現象を再現できることが分かった。
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