研究課題/領域番号 |
12555213
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
化学工学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
足立 基齊 京都大学, エネルギー理工学研究所, 講師 (50027140)
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研究分担者 |
佐藤 保雄 京都大学, エネルギー理工学研究所, 助手 (10093246)
鈴木 清 福井大学, 工学部, 助手 (30283162)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 11,300千円 (直接経費: 11,300千円)
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キーワード | 超微粒子 / 二次元配列 / ナノワイヤー / ネットワーク構造 / ジドデシルジメチルアンモニウムブロミド / LB測定 / 還元剤濃度 / 金 / 逆ミセル / 金属超微粒子 / 均一粒径 / 二次元自己組織体 / ジオレイル燐酸 / ヒドラジン / ニッケル / LB膜 |
研究概要 |
1.粒径の揃った超微粒子の調整 ジドデシルジメチルアンモニウムブロミド(DDAB)より構成される逆ミセルを用いて超微粒子の合成を行ったところ、比較的粒径の揃ったナノ粒子の合成が可能であることを、酸化ニッケル、四三酸化コバルト、金について見出した。また、その粒径は逆ミセルに可溶化する金属濃度の調節により制御可能であることが分った。なお、ジオレイルリン酸の金属塩から構成される逆ミセルは、孤立性が高すぎて還元が非常に進行しにくいことが判明し、DDAB系の方が優れていることが分った。 2.超微粒子の二次元配列 シリカ球を用いて粒子表面の状態がπ-A曲線に与える影響をLB測定装置で測定した。シリカ球を水溶液表面に粒子を均一に分散できる条件として、シリカ球のクロロホルム溶液を展開することが良いことを見出し、ガラス基板上にシリカ球を写し取り、良好に配列した膜を作成できる条件を決定した。ナノサイズの金超微粒子を対象に、LBトラフ上に展開した超微粒子をTEMメッシュ上に写し取る方法を探索し、水面と平行にメッシュを近づけると、写しとることが出来ることを見出した。また、カーボン蒸着膜上に最密充填で自然に配列することも見出された。 3.ナノ粒子の連結によるナノワイヤーのネットワーク構造の構築 ナノ粒子の配列実験でナノ粒子が接近して連結していることにヒントを得て、水溶液中での金の超微粒子の合成過程における還元剤濃度の調節により、超微粒子同士が連結してワイヤー化し、二次元平面を被うネットワーク構造を形成することが見出された。
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