研究課題/領域番号 |
12555287
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
資源開発工学
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研究機関 | 八代工業高等専門学校 |
研究代表者 |
中村 裕一 八代工業高等専門学校, 土木建築工学科, 教授 (00112392)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 可視化観察 / シュリーレン法 / 高速度撮影 / 時間制御起爆 / き裂制御 / Schlieren method |
研究概要 |
本研究では、切り欠きガイドホールを使用して予定破断面に沿うき裂進展を行い、そのき裂と2番目の装薬の起爆によって生じる応力波の干渉挙動を連続可視化観察し、破断面制御及び破砕制御の可能性についてモデル実験で検証した。本研究における主要な成果を以下に示す。 (1)切り欠きガイドホールについては、可視化観察によって、切り欠き両端にほぼ同時にシャドウスポットが生じ、引き続いてそれらが互いに逆方向に伝ぱし、破断面が形成される。予定破断面にそってき裂を進展させることが出来れば、破,砕域と保存域の境界面を設けることが可能となる。 (2)2つの装薬孔間のき裂進展に及ぼす起爆秒時差の影響については、起爆秒時差が少ない時は孔間のき裂が互いに合体して破断面が形成されるが、起爆秒時差が拡大すると装薬孔からのき裂は互いにすれ違う場合が多くなる。孔間のき裂連結を確実にするためには、切り欠きを有するガイドホールを使用することが有効である。 (3)時間制御起爆に関する実験では、予定破断面に沿って進展したき裂面が自由面として作用することによって2つめの装薬の起爆によって生じたき裂の進展が予定破断面において停止することや、き裂と応力波の干渉によって、新たなき裂が形成されることなどが明らかになった。
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