配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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研究概要 |
シルク関連技術のデータベースを作成するため,独自のデータベースシステムの基本設計を行った。さらに,この基本設計に基づき,データベースサーバー上で,SQLサーバソフトウェア,Delphiクライアントサーバー言語を用いてプログラミングを行いシステムの構築を行った。同時に,伝統シルク技術のデジタル画像化とそのデータベース化も合わせて検討した。この結果(1)マイクロソフトアクセスによりシルク基本用語3000語をテキストベースでデータベースに入力し,サーバー上のオラクルと接続することができた。(2)さらに,インドや東南アジアを中心とした海外からの要望に答えるために,英語版蚕糸用語データベースを作成した。検索システムを開発した。(3)現存しない蚕糸関連の器具や機械については,各所から古い図面や文献等の資料を収集し,これらを三次元グラフィックスとして復元した。また,現存するものについてはデジタルカメラで収集後,三次元画像化し三次元画像データとしてデータベースに付加した。(4)製糸絹研究成果,技術保存情報の収集と分類,系統化,日本各地のシルク関連地にある伝統技術の収集,海外にあるシルク関連施設の資料収集を行った。(4)シルク用語については,基本データベースシステムを試作し,ユーザーがインターネットで自由に検索できるようにした。(4)また,試作したシステムを用いて蚕糸技術に関する多くの紹介記事を付加し百科事典化を進めた。(5)最後に,これら日本語蚕糸用語検索システム,英語蚕糸用語検索システム,蚕糸技術の百科事典を統合化し,総合的なシルクサイエンス・データベースとしてインターネット上で公開した。
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