研究課題/領域番号 |
12557044
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐々木 毅 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50110656)
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研究分担者 |
亀岡 淳一 東北大学, 医学部・付属病院, 助手 (30261621)
張替 秀郎 東北大学, 医学部・付属病院, 助手 (50302146)
北川 良親 秋田県立大学, 生物工学研究所, 教授 (10006752)
宗像 靖彦 東北大学, 医学部・付属病院, 助手 (20271950)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
2001年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2000年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | 抗核酸抗体 / 遺伝子治療 / レトロウイルス / 成人型T細胞白血病ウイルス / レトロウィルス / 成人型T細胞 / 人工単鎖抗体 / VH,VL / ヒトT細胞白血病ウイルス / V遺伝子 |
研究概要 |
1.核酸に対する抗体遺伝子の細胞内発現 2本鎖RNA及びDNARNAハイブリットにのみ反応するモノクロナル抗体産生ハイブリドーマを作成した。このクローンのL鎖及びH鎖可変領域をコードする抗体遺伝子リンカーアミノ酸をコードするDNA断片で連結し、ScFv抗体遺伝子カセットを構築した。ScFv抗体を大腸菌、動物細胞あるいは植物細胞で発現するために、各々の目的に沿ったベクターを挿入した。 2.抗DNARNA抗体ハイブリットScFv抗体による植物細胞でのウイルス感染の阻止。 ScFv抗体遺伝子が導入されたアグロバクテリウムLB4404をタバコキサンチンNCの葉組織に感染した。このタバコではScFv抗体mRNAの発現が確認できた。これらのタバコにタバコモザイクウイルス(TMV)を感染させると、抗DNARNAハイブリットScFv抗体遺伝子を導入されたタバコではTMVに強い抵抗性を示すことが判明した。 3.抗DNARNAハイブリットScFv抗体によるヒトレトロウイルス感染阻止の試み。 レトロウイルスは感染後に細胞質内でウイルスRNAよりDNAに逆転写し、ウイルス増殖の課程が開始する。現在、成人型T細胞白血病ウイルス(HTLV-1)のT細胞感染系にて、ScFv抗体を細胞内発現することにより、ウイルスRNADNAハイブリットに結合し、HTLV-1増殖を阻止するための基礎条件作りを行っている。
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