研究課題/領域番号 |
12557090
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松澤 佑次 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (70116101)
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研究分担者 |
中村 正 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90252668)
山下 静也 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (60243242)
船橋 徹 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (60243234)
酒井 尚彦 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80294073)
平岡 久豊 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00273681)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
2001年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
2000年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 内臓脂肪 / aquaporin adipose / glycerol / insulin resistance / 肥満 / グリセロール |
研究概要 |
AQPapは脂肪組織特異的に発現するグリセロールチャネルである。 マウス及びヒトAQPap遺伝子のプロモーター領域に核内受容体型転写因子PPARγ(peroxlsome proliferator activated receptor γ)が結合するPPRE(peroxisome proliferator response element)を認めた。この転写調節機構によリAQPap遺伝子は脂肪組織特異的に発現することを示した。AQPapがインスリンにより抑制されることを示した。7塩基配列insulin negative response elementをAQPapのプロモーター領域に認めた。 AQPapのヒト疾患に対する意義を解明するため、ヒトAQPap遺伝子構造を明らかにした。160人の遺伝子解析を行い、3つのミスセンス変異(R12C, V59L, G264V)と2つのサイレント変異(A103A, G250G)を見い出した。それらAQPap遺伝子ヘテロ変異と肥満及び糖尿病との関連性は見られなかった。同定したAQPap遺伝子変異蛋白の機能解析をXenopus oocytesを用いて行った。AQPap-G264V蛋白はグリセロール透過能を欠失していた。AQPap-G264Vホモ変異をもつ患者は、AQPap-wildと同様に運動負荷によりノルアドレナリン濃度が上昇するにも関わらず、血中グリセロール濃度の上昇が遅延した。これは、AQPap遺伝子が運動時の血中グリセロール濃度上昇に関連することが示唆された。 現在AQPap KOマウスの解析中であり、AQPapの欠失状態がいかなる生理変動を引き起こすかを検討し、生体におけるグリセロール代謝を中心としたAQPapの生理的・病態的意義を明らかにしていく予定である。
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