研究課題/領域番号 |
12557132
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 信州大学 (2001-2002) 熊本大学 (2000) |
研究代表者 |
岡元 和文 信州大学, 医学部, 教授 (60093994)
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研究分担者 |
本田 孝行 信州大学, 医学部, 助教授 (80238815)
奥寺 敬 信州大学, 医学部, 助教授 (50252101)
秋山 秀則 (秋山 秀典) 熊本大学, 工学部, 教授 (50126827)
篠原 顕治 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (80293504)
久木田 一朗 熊本大学, 医学部・附属病院, 講師 (60253746)
猪山 賢一 熊本大学, 医学部・附属病院, 助教授 (10040536)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 一酸化窒素吸入 / パルスパワー工学 / 急性呼吸不全 / 新生児呼吸窮迫症候群 / 人工呼吸器 / 呼吸不全 / 人工呼吸 / 二酸化窒素 / 一酸化窒素 / 肺高血圧 |
研究概要 |
パルスパワー工学による人工呼吸器搭載式の臨床応用可能な一酸化窒素(NO)発生装置の開発を目的とした平成14年度は、放電電極として一対の真鍮製円柱状電極を使用しアーク放電で臨床的に使用できる効果的な高濃度のNO生成を確認できたので、二酸化窒素(NO2)の除去目標を本邦の環境許容量の0.04-0.06ppm以下に確実に維持できることをまず確認することにした。モリブデンを用いた加熱によるNO2からNOへの変換法では完全にNO2を除去できなかったが、NO2は回路内に活性炭を用いれば吸着剤で0ppmに保てることが判った。次に、NO吸入を本装置で少なくとも3ヵ月以上安全に連続運転できることを確認するための耐用運転を行なった。真鍮製円柱状電極の磨耗は起こるものの長期稼動が可能であることを確認した。ただし、ある一定の期間で電極の交換が不可欠である。電磁波の発生に関してはほぼ問題ない範囲であると考えられた。更に、本装置は病室で24時間稼動することになる。騒音の問題も検討した。騒音はほぼ許容範囲であると考えられた。アーク放電に伴う異常な産生物を検出することを試みた。NOとNO2以外に、亜酸化窒素(N2O)の発生を確認した。現在、オゾン、その他の異常ガスの検知を行なっている。人工呼吸器搭載のための小型化は可能である。ただし、NO吸入療法は新生児に利用することが多い。今後、新生児ラットを用いNO発生装置によるガスを長時間吸入しても病理学的に異常を起こさないなど確認するべきことが多い。
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