研究課題/領域番号 |
12557137
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
前川 正彦 (2001-2003) 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (80253201)
鎌田 正晴 (2000) 徳島大学, 医学部, 助教授 (60145018)
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研究分担者 |
苛原 稔 徳島大学, 医学部, 教授 (20160070)
木戸 博 徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (50144978)
大本 安一 大塚製薬, 細胞工学研究所, 主任研究員
前川 正彦 徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (80253201)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | 避妊ワクチン / 遺伝子ワクチン / 精子抗原 / ペプチド / 抗精子抗体 / 粘膜ワクチン |
研究概要 |
主任研究者らは,これまで蓄積してきた抗精子抗体(精子不動化抗体)による免疫性不妊症の研究成果に基づき,精子抗原を利用した避妊ワクチンの開発を試みてきた。本研究において、精子不動化抗体の対応抗原である可能性が示唆されているrSMP-Bと抗精子抗体の対応抗原として同定された80kDa Human Sperm Antigen (HSA)を避妊ワクチンのターゲットとして以下の成果を得た。(1)ラットの精巣ライブラリーをもとにrSMP-Bをコードする遺伝子に対するプライマーを用いてPCRをおこない、rSMP-Bをコードしている遺伝子が既にGenBank"808109"で報告されているRSD-1と4個の核酸が異なっていること(position 770-773,ATAT→position 770-777:CACTCTG)と、その結果3アミノ酸が異なること(His-Met→Pro-Leu-Try)を明らかにした。(2)RSD-1遺伝子をp3xFLAF-CMV-14発現ベクターに組み込み、さらにヒト培養細胞Human Embryonic Kidney 293 (HEK293)に導入することにより、HEK293細胞におけるrSMP-Bの発現を抗FLAG抗体で標識したウエスタンブロット法で明らかにした。(3)80kDa-HSAのアミノ酸配列からN末端ペプチドを含めた5種類の合成ペプチドを作成してそれぞれを家兎に能動免疫し、4種類の合成ペプチドに抗体が産生されることをELISA法で確認した。ヒト精子抗原をウエスタンブロット法により4種類の抗体を用いて染色すると、それぞれの抗体は約80kDaのバンドを標識し、また各々の抗体がラット、ヒトおよびサル精子を凝集することを明らかにした。今後、遺伝子銃を用いて作成したrSMP-B発現ベクターをラットに能動免疫しDNAワクチンとしての効果を検討するとともに、80kDa-HSAについてもDNAワクチン開発のための基礎的検討を進めていく。
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