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新規転移モデルによる浸潤・転移機構の解明ならびに抗転移薬の作用機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12557177
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 外科系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

森藤 政代  九州大学, 歯学部附属病院, 助手 (90271113)

研究分担者 松本 邦夫  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (90201780)
中村 敏一  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00049397)
大石 正道  九州大学, 歯学研究院, 教授 (70037505)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワード癌細胞 / 浸潤・転移 / 抗転移薬 / マイクロアレイ解析 / HGF / NK4 / エンドスタチン / アデノウイルス / GFP / Genomic Figer Print法 / Differential Display法 / MMP / 同所性移植
研究概要

1.新規転移モデルの作製と解析。
癌組織はheterogeneousな細胞集団と言われている。癌組織に類似した生体内での浸潤・転移機構の解明を目的に,蛍光ラベルした浸潤・転移能に相違のあるヒト舌癌細胞株(非転移性:SQUU-A転移性:SQUU-B)を混和後同所性移植し,局在を検討した。移植7日では同様の分布を示したが、徐々に非転移性癌細胞が中心部より消失し,21日では辺縁部に認めるにすぎなかった。従来辺縁部の細胞が浸潤・転移に関連していると考えられてきたが,転移性・非転移性の両癌細胞が局在していた。この新規モデル系は組織での腫瘍の進展の解明に有用なモデル系であると考えられた。
2.抗転移薬(HGFのアンタゴニストNK4,エンドスタチン)の作用機序の解析
NK4は供与していただいたアデノウイルス発現ベクターを使用し,エンドスタチンのアデノウイルス発現ベクターは当科にて作製した。nullとそれぞれのアデノウイルス添加後の遺伝子の発現の差をdifferential display法にて検討し,RT-PCR法にて確認したが,相違のある遺伝子を得ることができなかった。そこでマイクロアレイ解析を行ったところ,発現の相違を多数検出したので,その再現性の検討を行っている。NK4の場合,デスモコリン3の発現の相違を検出したので,非転移性癌細胞株と転移性癌細胞株での相違を検討した結果,非転移性癌細胞株では発現していたが,転移性癌細胞株で消失しており,転移抑制に関与することが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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