研究課題/領域番号 |
12557191
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
吉江 弘正 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20143787)
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研究分担者 |
杉田 典子 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30313547)
小林 哲夫 新潟大学, 歯学部附属病院, 講師 (00215344)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
2002年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | Fc受容体 / 二極特異抗体 / 免疫療法 / 歯周病 / r40kDa OMP / Porvhvromonas gingivalis / 好中球 / Porphyromonas gingivalis / 二極特異的抗体 / 歯肉溝滲出液 |
研究概要 |
1 Fc受容体遺伝子診断:歯周炎重症度・抵抗性との関連、全身性疾患との関連、新たな遺伝子多型の発見慢性歯周炎(CP)の重症度とFc受容体(FcγR)遺伝子多型の関連性をアレル特異的PCR法にて検索したところ、中等度CP(39名)と比べ重度CP(50名)でFcγRIIIa-158Vアレルの頻度が有意に高かった。また、FcγRIIIa-158VとFcγRIIIb-NA2のアレル組合せとCP患者の重症度との間に強い相関が認められた。70歳高齢者599名を対象に歯周炎抵抗性との関連性も検索したところ、歯周炎感受性群(73名)と比べて歯周炎抵抗性群(46名)でFcγRIIIb-NA1アレルが有意に高頻度であることを認めた。さらに全身性エリテマトーデス(SLE)患者(60名)と歯周炎の関連性をFc受容体(FcγR)遺伝子多型を基に検討した結果、双方の疾患を有する患者はFcγRIIa-R131アレルの頻度が健常者に比較し有意に高かった。好中球特異的FcγRIIIB及びBリンパ球特異的FcγRIIBの遺伝子上塩基配列を解析したところ、前者で1カ所(nt221)、後者で7カ所(nt688,689,692,694,699,725+7,725+26)で遺伝子多型が認められた。 2 免疫療法:抗P. gingivalisヒト特異的抗体の作製、その効果 歯周病原菌P. gingivalisの40kDaリコンビナント外膜蛋白質(r40kDa OMP)を作製し同抗原をヒト抗体産生マウス(KMマウス)腹腔に接種・免疫し、抗r40kDa OMPヒト特異抗体を合計102クローン作製した。 そのうちIgGは99クローンあり、サブクラスでは、IgG1が84クローン、IgG2が11クローン、IgG4が4クローンで、IgG3クローンは認められなかった。P. gingivalis r40kDa OMP・全菌体に対する結合能をELISA測定し、結合能の高い3クローンについて好中球の貪食活性を調べたところ、ポリクローナル抗体と比べて貪食能が著しく高かった。
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