| 研究課題/領域番号 |
12557222
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 展開研究 |
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| 研究分野 |
環境系薬学
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| 研究機関 | 独立行政法人国立環境研究所 |
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研究代表者 |
青木 康展 独立行政法人国立環境研究所, 化学物質環境リスク研究センター, 室長 (20159297)
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| 研究分担者 |
斉藤 穂高 三菱化学安全科学研究所, 横浜研究所, 主任研究員
武田 洋幸 東京大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80179647)
斎藤 穂高 株式会社三菱化学, 安全科学研究所・横浜研究所, 主任研究員
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| 研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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| 研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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| 配分額 *注記 |
12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2001年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2000年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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| キーワード | 変異原物質検出 / トランスジェニック魚 / ゼブラフィッシュ / 急性毒性 / 孵化異常 / 形態形成異常 / 突然変異頻度 / 形態異常 / MNNG |
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| 研究概要 |
本研究に先立ち、我々は変異原性検出用遺伝子導入魚の開発に着手し、変異原性検出の標的遺伝子rpsL(大腸菌のストレプトマイシン(Sm)感受性遺伝子)と大腸菌への回収マーカーKanR(大腸菌のカナマイシン(Km)耐性遺伝子)を載せたシャトルベクタープラスミドpML4を導入したトランスジェニックゼブラフィッシュ系統を確立した。
まず、このトランスジェニック系統の保存を確実なものとするため、精子凍結保存法を検討した。0.1Mグルコースを凍結保存液に加えたところ、10-20%の卵が発生し、有効であった。今後、受精効率を高める必要がある。
典型的な変異原物質であるMNNG(最高1mM)を1時間曝露した結果、突然変異頻度が濃度依存的に上昇した。また、主要な塩基置換はアルキル化剤に特徴的なG : C>A : Tであった。一方、変異原性の発揮に代謝活性化が必要であるベンゾ[a]ピレン(B[a]P、10μg/mlを16時間曝露)の変異原性もこのトランスジェニック魚の胚を用いて検出可能であり、その主要な塩基置換は期待通りG : C>T : AとG : C>C : Gであった。MNNGを曝露した結果、トランスジェニック魚の体長は有意に低下し、また、B[a]Pでは形態異常が観察された。本トランスジェニック魚の胚は突然変異の解析に加えて、体長等形態の変化も毒性評価の指標に出来る可能性が示唆された。
実際の環境水モニタリングを意図して、廃棄物最終処分場からの侵出水を用いて曝露実験を行った。変異原性は検出されなかったものの、最高濃度の試料では、15%の胚に浮腫や体軸の屈曲などの形態異常が観察された。変異原性が検出できない汚染水でも形態異常を起こしたことから、形態異常も汚染評価の指標に利用できると考えられた。
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