研究課題/領域番号 |
12557233
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
岩尾 洋 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00137192)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2002年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2001年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
|
キーワード | Ginsenoside Ro / BIAcore / 腎炎 / 肝炎 / 抗炎症 / 抗Thy1腎炎 / ジンセノイドRo / オレアノール酸 |
研究概要 |
オレアノール酸骨格に糖鎖がついたGinsenoside Roの抗腎炎作用を担う標的分子を同定し、Ginsenoside Roが関与する抗腎炎作用の分子機構を明らかとすることにより、標的分子を明らかにすることが出来ると考えられた。Ginsenoside RoをBIAcoreのセンサー表面に固定化して、Ginsenoside Roと結合する分子を探索し、結合した分子を回収後に解析を試みた。BIAcoreセンサーグラムが示したように、腎臓および肝臓の細胞液には、Ginsenoside-Roに結合する画分が存在することが明らかとなった。しかし、Ginsenoside-Roに結合する分子の存在が示唆されたが、回収された蛋白質が微量のため充分な解析が出来なかった。Ginsenoside Roの糖鎖にリンカー化合物を導入しアフィニテイークロマトグラフィー用のゲルを作成した。炎症モデルとして四塩化炭素の投与による急性肝炎モデルを作成した。四塩化炭素の投与により肝炎を起こした組織抽出液をダンス・ホモジナイザーで軽く破壊し、遠心法により核成分を分画した。上清をさらにミクロソーム分画と上清に遠心分離した。各分画をGinsenoside Roアフィニティークロマトグラフィーに適用し、溶出条件を変えて結合する標的分子を粗精製した。粗精製液をポリアクリルアミド電気泳動後に銀染色してバンドを染めた結果、いずれのサンプルにも多数のバンドが認められた。今後、各バンドを分取してアミノ酸配列を同定し、既知の遺伝子・蛋白情報の検索を行う予定である。
|