研究課題/領域番号 |
12558011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
緒方 広明 徳島大学, 工学部, 助教授 (30274260)
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研究分担者 |
金 群 会津大学, コンピュータ理工学部, 助教授 (20274251)
越智 洋司 徳島大学, 工学部, 助手 (80314847)
矢野 米雄 徳島大学, 工学部, 教授 (40035663)
古郡 延子 (株)アイネス, 研究課, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
2001年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2000年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | 社会的ネットワーク / 協調学習環境 / グループウェア / コラボレーション / コミュニケーション / エージェント / 情報の視覚化 / 知識コミュニティ / 人脈 / ソフトウェアエージェント / 交渉 / 知識ネットワーク / コミュニティ |
研究概要 |
本研究の目的は、エージェント技術を用いて個人がもつ社会ネットワークを通じてユーザ同士が新たに出会い、知識ネットワークの構成し、新たな知識を創造し、それを蓄積・活用していける協調学習環境を構築することである。つまり、本研究では、社会ネットワークを単に情報や知識の伝達手段だけでなく、一人一人の個人の能力の開発手段と捉えており、各個人の知識ネットワークの成長と知識の創生の支援を目指すものである。 本研究では、各ユーザのエージェントが電子メールの交換をもとに、社会的ネットワークを蓄積し、そのデータを元にネットワークを探索・交渉を支援するシステムを開発した。また、Web上のデータをもとに社会的ネットワークを発見し、それを視覚化するシステムも構築した。それぞれ評価を行い、その有効性を検証した。さらに関連研究として、社会的ネットワークの構成につながる人との出会いを支援するKnowledge Awarenessを視覚的に提供するKnowledge Awareness Mapの構築と、エージェント技術を利用して、学習者がいつでもどこででも非同期に参加できる講義・教室型の協調学習環境として、非同期型バーチャルクラスルームを開発した。また、作文教育において、ネットワークを通じて添削作業が可能な協同学習支援システムを構築した。 インターネット技術の発展は著しく、Java, VRMLといった様々なネットワークプログラミング技術や、Agent Tc1等のエージェント技術が開発されている。本研究は、社会ネットワークという、個人にとって非常に貴重な無形財産をネットワークを利用して蓄積し、エージェント技術を用いて、その情報を有効に活用し、個人個人の能力を伸ばし、組織の発展を目指すものであり、次世代の高度情報システムとして、社会への貢献が期待されるものである。
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