研究課題/領域番号 |
12558014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
伊藤 紘二 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (20013683)
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研究分担者 |
原田 哲也 東京理科大学, 基礎工学部, 助教授 (80189703)
伊丹 誠 東京理科大学, 基礎工学部, 助教授 (70212983)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2000年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 生涯学習 / 協調学習 / ネットワーク / コンセプトマップ / 第二言語学習 / アクセシビリティ / 問題解決学習 / 学習支援システム / 分散協調学習 / セマンティックインデクシング / ポインティング操作支援 / 問題解決支援 / プランニング支援 / 共同作業場の実装 / 議論支援 / 協調作業 / WBE(Web利用教育) / 問題解決プラン / セマンティックアノテーション / メディアベース / マウス操作支援 / ネットワークメディアシステム / 意味的インデックス / バリヤフリーHCI / 議論支援システム / JAVA-RMI |
研究概要 |
本研究は、生涯教育において、広域ネットワーク上で、目標を共有する学習者が、協調学習を行うのを支援するシステムを目指して、4つの目標を立てた。得られた成果は、 (1)教材の、類比的あるいは対立的な知識や事例比較参照をおこなわせるために、教師が、例題レパートリと、それらを解くために利用される知識およびそれらの根拠となる知識の集合を指定して、それらについて例示したり解説している情報リソースや例題解答リソースに対して、教師あるいは学習者によるノート付けを支援し、一方で、ノートに現れる知識のつながりに基づいて、知識をつないだマップをつくり、学習者が、ノート経由で、類比や対立の関係にある知識や解法を比較参照をするのを支援する仕組みを提案した。具体的には、第二言語としての日本語の学習支援におけるテキストへの表現ノート付けを支援するシステム、また、ShareMediaについては、地理の分野での手がかり表現のマップをつくって検索を支援し、ともに有効性を確認した。 (2)加齢も考慮したメディア表現教材とのインタラクションの一貫として、ポインティングカーソルをアイコンまで持って行く操作を容易にし、かつ、時間を短縮するような支援ソフトウエアを開発した。入力表示一体型ペンコンピュータを利用して手書き入力からオブジェクトを認識表示するとともに、表示されたオブジェクトを動的に操作する仕組みについては、さらに開発を進める。 (3)問題解決作業の緩やかな支援の仕組みについては、問題解決学習支援システムCAFEKSの問題型と知識との関連を明らかにし、問題解決のプランの中での問題型の利用の記述としては、個別の問題について、簡略にオーサが書き込めるようシステムが支援することによって取り扱い分野のスケーラビリティを確保し、一方、問題解決のプランニングをやり直しも含めて支援する仕組みを開発した。 (4)これらの作業を、議論を交えて共同で行なうことができる電子的な作業場としては、文字列ストリームによって、リモートにメソッドを起動する仕組みをつくり、協調学習サーバによって競合解消を受けて許可されたクライアントからのアクションを、全クライアントに配信して実行反映させる仕組みを完成させた。チャットと、作業におけるオブジェクトの操作を連絡する方法についても試作を行った。
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