研究分担者 |
高藤 清美 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部・情報処理科, 助教授 (00279556)
山野井 一夫 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部・情報処理科, 講師 (70230521)
垣花 京子 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部・情報処理科, 助教授 (50248754)
伊集 忠 シャープシステムプロダクト株式会社, ネットワークシステム統括部, 副参事
YODEN Yoshihiko Doshisha Women's College of Liberal Arts, Department of Information and Media, Professor (20191653)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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研究概要 |
総合的な学習のための評価法として,米国で考案されたポートフォリオ評価が期待を集めている。しかし,それを日本の学校へ普及させて行くには,次の課題を解決する必要がある。 ・ポートフォリオの可搬性を高め,どこにいてもポートフォリオを閲覧したり評価できるようにする。 ・活動の映像記録を成果物として扱えるようにする。 ・評価を効率よく行えるようにする。 これらの課題は,ポートフォリオを電子情報化することにし,次の機能要素で構成されるシステムを開発できれば解決する。 (1)小学生でも成果物の取り込みやマルチメディア文書作成が簡単にできる電子ポートフォリオ・オーサリング機能 (2)小学生でも電子ポートフォリオの保管・検索が簡単にできるLAN対応マルチユーザ型データベース管理機能 (3)教師が簡単・即座に利用できる評価情報入力支援機能 (4)電子ポートフォリオと評価情報を関連づけて管理したり相互参照したりできるようにするハイパーリンク機能 本研究では,パソコンおよび携帯情報端末用の評価情報入力プログラムを作成した。また,評価情報と成果物を関連づけて管理したり相互参照できるハイパーリンク型データベース管理プログラムをクライアントサーバモデルで開発した。そして,それらのプログラムを既に開発が終了している学校教育用グループウェアに組み込むことで,上記(1)〜(4)の機能を備えた小中学校用ネットワーク対応型電子ポートフォリオ評価支援システムを完成させた。さらに,研究協力校における本システムのフィージビリティスタディを通して,システムの評価を行うとともに,電子ポートフォリオを利用した授業実践事例を開発し,また教師向けマニュアルを作成した。
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