研究課題/領域番号 |
12558017
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
橋爪 宏達 国立情報学研究所, 情報メディア研究系, 教授 (40172853)
|
研究分担者 |
楠 房子 多摩美術大学, 美術学部, 助教授 (40192025)
寺野 隆雄 筑波大学, 社会工学系, 教授 (20227523)
佐伯 胖 青山学院大学, 文学部, 教授 (60084448)
杉本 雅則 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (90280560)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
|
キーワード | デジタル・ミュージアム / 協調学習 / グループ学習 / 人間 / 機械対話系 / デジタルミュージアム / 参加型学習 / ディジタルミュージアム |
研究概要 |
近年、博物館・美術館などで展示方式を工夫し、デジタル・ミュージアムを実現する動きが見られるようになった。しかし、現在のデジタル・ミュージアムは利用者に一方的に情報提供するものがほとんどであり、利用者の積極的な参加を前提としたものではなかった。 これに対し、本研究「デジタル・ミュージアムにおける参加型創造学習システム」(科学研究費 一般研究B2000年〜2002年度)では、最近のハードウェア素子利用技術、ソフトウェアエージェント技術、ならびに、グループ学習理論を取り入れた新しい参加型創造学習システムを提案し、その有効性を実証した。 ここで我々の使用したのは、すでに他研究で開発していたRFIDタグを用いたボードゲームとシミュレーションシステムである。これはRFICタグをセンサーに使用し、アンテナアレイを数100ケグリッド状に並べた装置である。環境問題や国際理解を課題とする小学生むけの教科教育において実験したところ、使用者の熱烈な指示を得たため、今回はこれらの実験的成果をさらに展開し、デジタル・ミュージアムを対象とする参加型創造学習システムに発展させたものである。 本研究では、博物館を、見学者が展示に参加し、創造的な学習と情報発信する場と考えて、そこで利用する枠組みとして「デジタル・ミュージアム」を想定した。 実験ではフランス・ラバル市で開催されたバーチャルリアリティー展に出典して好評を博しつつ実験データを採取した。また科学技術館の館内ガイドシステムに応用する機会も得た。 研究で得た知見を学会に報告した論文をまとめ、最終報告とした。
|