研究課題/領域番号 |
12558089
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
斎藤 尚亮 神戸大学, バイオシグナル研究センター, 教授 (60178499)
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研究分担者 |
佐野 輝 愛媛大学, 医学部, 助教授 (30178800)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
2001年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
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キーワード | セロトニントランスポーター / 遺伝子解析 / 遺伝子多型 / 気分・不安性障害 / プロモーター / レポーターアッセイ |
研究概要 |
1)マウスセロトニントランスポーター遺伝子発現調節機構の解析 マウスセロトニントランスポーター遺伝子の上流領域の解析により、セロトニントランスポーターのプロモーターには少なくとも3ヶ所存在することを見出した。レポーターを用いたプロモーター活性の測定により、各プロモーター活性は、細胞種によって異なること、また、転写調節因子(CREBなど)による調節機構が異なることを見出した。 2)ヒトセロトニントランスポーター遺伝子多型の機能解析 セロトニントランスポーター遺伝子発現調節部位の11種類の遺伝子多型(14-22回のRepeat配列:5-HTTLPR多型)の機能相関を評価するため、レポーター遺伝子を含むベクタープラスミドに各対立遺伝子断片を組み込み、褐色細胞種由来細胞、サル線維芽細胞、マウス背側縫線核由来細胞(RN46A細胞)などにトランスフェクションし、レポーター遺伝子活性を測定することで、プロモーターおよびエンハンサー活性を評価した。その結果、RN46A細胞においてのみ、5-HTTLPRはsilencerとして機能し、特に15,19,20,22リピートは、他の遺伝子多型に比べ有意に強いsilencer活性を示した。5-HTTLPRのRN46A細胞におけるsilencer活性と気分障害の罹病率に相関は無かった。気分障害の罹患脆弱性に有意な影響を与えることが知られているVNTRは、RN46A細胞において、silencer活性を示したが、多型間の有意な差は見られなかった。このことから、少なくとも我々の方法で測定した遺伝子多型の発現調節活性は、気分障害の発病脆弱性と必ずしも相関しないと言える。
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