研究課題/領域番号 |
12571028
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
平川 新 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (90142900)
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研究分担者 |
塩谷 昌史 東北大学, 東北アジア研究センター, 助手 (70312684)
寺山 恭輔 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教授 (00284563)
吉田 忠 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (60004058)
藤原 潤子 東北大学, 東北アジア研究センター, 非常勤研究員
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | レザーノフ / 露米会社 / 漂流民 / 漂流民の子孫 / 日露交流 / 若宮丸 / 大黒屋光太夫 / レザノフ / ナジェージダ号 / クルーゼンシュテルン / ラスクマン / ティレジウス / ホルナー / レーベンシュテルン / ラトマーノフ |
研究概要 |
三年間にわたる前近代の日露交流資料に関する調査研究は、以下に示すような大きな成果をあげた。 一つは、16世紀から顕著になるロシアの東方進出の過程、とりわけカムチャッカ半島から千島列島を南下して日本に接近するプロセスや、日露交流に関するを示すたくさんのロシア語史料(公刊・未公刊を含めて)の存在を確認し収集できたことである。 二つは、これらの収集史料の翻訳を進めていることである。多量であるために相当の時間と翻訳料を必要としているが、翻訳文が史料集として公刊されると、それは日露関係史の研究にとって基礎史料集としての価値をもつことになるであろう。なお、ロシア語の翻訳文は、東北アジア研究センターの研究叢書としてできるだけ早く刊行する予定である。 三つは、ロシア科学アカデミーの歴史研究者の協力を得て本プロジェクトを遂行したが、これは今後の日露の歴史研究者の交流を発展させ、日本とロシアの関係に関する研究を深める効果をもたらすことになるだろう。 四つは、江戸時代にロシアに漂着した日本人漂流民の子孫をロシアにおいて発見したことである。今後、子孫の調査を進めることによって日本人漂流民がロシアにおいてどのような運命をたどり、どのようにしてロシアに定着していったのかが、さらに判明することになるだろう。
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