研究課題/領域番号 |
12571034
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
考古学(含先史学)
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研究機関 | 奈良県立橿原考古学研究所 |
研究代表者 |
河上 邦彦 奈良県立橿原考古学研究所, 附属博物館, 館長 (80271584)
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研究分担者 |
今津 節生 奈良県立橿原考古学研究所, 資料室, 総括研究員 (50250379)
千賀 久 奈良県立橿原考古学研究所, 附属博物館, 主幹 (00250366)
樋口 隆康 奈良県立橿原考古学研究所, 所長 (30025035)
鈴木 勉 早稲田大学, 文学研究科・橿原考古学研究所, 非常勤講師共同研究員
岡林 孝作 奈良県立橿原考古学研究所, 調査第1課, 主任研究員 (80250380)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
2000年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 青銅鏡 / 鋳造技術 / 同笵・同型鏡 / 精密計測 / 同笵同型鏡 / 画文帯神獣鏡 / 三角縁神獣鏡 / 生産形態 / 流通機構 |
研究概要 |
日本の弥生時代、古墳時代の遺跡・古墳からは、およそ4,000面を越える大量の青銅鏡が出土している。これらの青銅鏡は、古代の支配者の政治的な威信具としての役割を持つと考えられる。さらに、青銅鏡は遺跡の年代を決定する資料としても重視される。 本研究では、中国から出土した青銅鏡の研究を行い、その結果をもとに日本で出土した鏡との比較研究を行った。 先ず、本研究では、鏡の製作技法・文様研究に必要な基本計測技術を開発した。レーザー発振の三次元精密計測の開発によって、複雑な文様をもつ青銅鏡を正確に計測することや比較することが可能になった。この技術を応用して、日本製か中国製での議論の分かれている三角縁神獣鏡について、主として製作技術の検討を行うと共に、100面以上の鏡について克明な調査記録を作成した。 また、中国と日本から出土した画文帯神獣鏡について、文様の比較研究と実地調査を行った。さらに、韓半島出土の古鏡について、資料を収集すると共に実施調査を行った。 今後、本研究の成果によって、青銅鏡の製作技術の比較研究が進むことを期待したい。
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