研究課題/領域番号 |
12574012
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
資源開発工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
金田 博彰 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10092181)
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研究分担者 |
正路 徹也 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (40011093)
高木 秀雄 早稲田大学, 教育学部, 教授
小林 祥一 倉敷芸術科学大学, 産業科学技術部, 教授 (20109739)
加藤 泰浩 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (40221882)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 中央オロジェニックベルト / 南中国プレート / チベット〜雲南プレート / 鉱床規模 / Super Large / Large / Medium / Small / 新疆ウイグル / アルタイ銅金鉱床帯 / 東天山銅金鉱床帯 / イリ金鉱床帯 / 崑崙山脈 / タリム砂漠 / タクラマカン砂漠 / 石油・天然ガス鉱床 / 蘭州 / 塊状硫化物型鉱床 / 長覇鉱山 / 白銀鉱山 / 礼県鉱山 / 正マグマ成型 / 金川Cr-Ni鉱床 / 晶鉄山Fe-Ni-Cr鉱床 / 銅陵 / 徳銅 / 斑岩型銅鉱床 / 銀山 / 東郷 / 吉山 / 正マグマ成鉱床 / 鳳凰山 / 南京 / 安徽省 / 江蘇省 / 永平 |
研究概要 |
中国の地質区は、ほぼ東西の境界線で北より、シベリアプレート(Siberia Plate)、タリム〜北中国プレート(Tarim-North China Plate)、中央オロジェニックベルト(Central Orogenic Belt)、南中国プレート(South China Plate)、チベット〜雲南プレート(Tibet-Yunnan Plate)、インドプレート(Indian Plate)に分けることができる。現在、日本を始め世界の先進国においては新たな資源の発見・開発はほとんど無いといってよい。特に、日本は資源品国の代表である。これに対して、開発途上国の代表である中国は、今でも全土から数多くの新たな鉱物鉱床の発見がみられる。中国において、1993年以降発見、開発が進められてきた鉱床および鉱化地帯は70箇所におよぶ。これらの鉱床のほとんどは、本研究での調査地域の中国中部〜南部域に分布する。すなわち、上述の中央オロジェニックベルト、南中国プレート、チベット〜雲南プレートに分布する。各鉱床が産出する主要鉱種は、銅、鉛、亜鉛、金、銀、錫、タングステンなどである。また、数は少ないもののマンガン、鉄、ウランなどもある。鉱床によっては、希土類元素、ニッケル、モリブデン、金・銀、アンチモンなどの副産物を随伴する。銅鉱床規模を、Super large (Cu総埋蔵量:100万t以上)、Large(100万t〜50万t)、Medium(50万t〜5万t)、Small(5万t以下)に4区分すると、Super LargeとLarge規模のほとんどの鉱床は本研究の調査地域に分布する。予測される銅(Cu)埋蔵量は、Super Large=100万t以上、Large=281万t以上、Medium=55万t以上、Small=1.2万t以上と見積もられる。また、鉛・亜鉛鉱床は6地域と銅に比べ少なく、全てSouth China Plateに分布する。6鉱床中5つがLarge規模(Pb+Zn=100万t〜500万t)である。予測される資源量は、166万t以上である。金銀鉱床は、ここ10年間で30箇所発見・開発されている。ほとんどの鉱床は、South China PlateとCentral Orogenic Beltから発見されている。これらから予測される埋蔵量は、金=305t以上、銀=6300t以上と見積もられる。錫・タングステンは中国を代表する資源である。これらはSouth China Plateより新たに4鉱床発見された。予想埋蔵は、90万tと見積もられる。以上、近年中国で新たに発見・開発されている鉱物鉱床は、そのほとんどが本研究調査・研究地域に分布する。
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