研究課題/領域番号 |
12610049
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
吉田 傑俊 法政大学, 社会学部, 教授 (00041179)
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研究分担者 |
碓井 敏正 東京橘女子大学, 文学部, 教授 (80121581)
亀山 純生 東京農工大学, 農学部, 教授 (20161242)
尾関 周二 東京農工大学, 農学部, 教授 (00114819)
韓 立新 HIAS研究所, 所員
村瀬 裕也 香川大学, 教育学部, 教授 (60036019)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 共生 / 他者 / 平等 / 自己変革 / 仏教 / 儒教 / 人間と自然関係 / 人間と人間関係 / 仏教・儒教 / 差異 / 共同 / 多様性 / 普遍性 |
研究概要 |
1、本研究は、今日重要な問題となっている「人間と自然」、「人間と人間」(国家と国家、民族と民族)などにおける、「共生」概念の現代的構築をめざした日中共同研究である。平成12〜13年度の二年間の研究実績は以下の通りである。 2、本研究の活動の中心は日本と中国の哲学・思想研究者による共生概念の探求であった。研究代表者吉田傑俊が、すでに研究協力を続けていた中国社会科学院哲学研究所の下崇道教授に協力を求め、日中研究者による二回のシンポジウムを開催した。すなわち、「日中共同研究・現代における『共生』社会理念の現実的可能性」シンポジウムを、平成12年11月11〜12日に中国北京市韓村河会議センターと、平成13年11月24〜25日には法政大学多摩キャンパス百周年記念館において開催した。これには、日本側研究代表者および研究分担者六名と、中国側は下崇道教授を中心に中国社会科学院や中国編訳局所属の五名の研究者が参加した。二回のシンポジウムは、日中双方が連絡を密にしつつ作成した報告をもとに、真剣な討論を深めた。二回のシンポジウムの成果は、主要にはつぎの三点である。第一に、「共生」概念を、「人間・人間」(国家と国家、文化と文化など)「人間・自然」関係において、「他者」を相互に「対等・平等」なものとして受け入れ、相互のコミュニケーションをとうして「自己変革」するものと規定するなど、深化したこと。第二に、日中両国の伝統的思想(仏教や儒教など)や日中の共生をめぐる近・現代的思想を批判的に分析し、現代における、「共生」の方向に有効な意義を解明したこと。第三に、現在の歴史的・社会的状況における日中両国の「共生」を形成し確立ための、主体的・客観的条件を考察したことなどである。 3、研究代表者および研究分担者、中国側参加者は、平成14年2月までに二回にわたるシンポジウムでの報告および討論の成果である諸論文を完成させた。これを編成し、本年度中に単行本として出版(青木書店)する予定である。
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