研究課題/領域番号 |
12610102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大津 起夫 北海道大学, 文学研究科, 教授 (10203829)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | グラフィカモデル / DAG / 同値モデル / 因果推論 / Prolog / メタデータ / XML / DDI / グラフィカルモデル / 統計的同値性 / DandD / 統計ソフトウェア / NESSTAR |
研究概要 |
心理学研究においてあらわれる統計データの適切で効果的な分析を支援することを目的とし、以下の研究を行った。 1.変数間の影響関係を節点と辺によってあらわす統計モデル(グラフィカルモデル)の性質を明らかにし、またモデルをデータ解析に用いる際に利用者を支援するためのソフトウェアを開発した。特に、実現した機能は次の2点である。開発には論理型計算機言語(Prolog)を用いた。 (1)有向非巡回グラフ(DAG、全ての辺が有向辺であり、かつ巡回する有向パスが存在しないグラフ)において、統計的に同値なモデル(グラフの辺の方向は異なるが、その表現する確率分布の族は同一であるもの)を分類する。 (2)DAGによって表現される影響構造において、一部の変数が観測されていない場合を想定する。このときある変数の他の変数への影響を正しく評価しうるための条件を判定し、また影響効果を正しく推定する公式を自動的に生成する。 2.統計メタデータの記述法についての研究動向を調べ、特にXML(eXtensible Mark-up Language)を用いる仕様について検討した。特に、ICPSR(Interuniversity Consortium of Political and Social Research)におけるDDI(Data Documentation Initiative)と慶応大学理工学部におけるDandDプロジェクトによるメタデータ記法を対象とし、メタデータに記述された情報が容易に利用可能となるソフトウェアを実現した。Prolog言語を用いるXMLパーザを利用することにより、柔軟な機能を実現した。
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