研究課題/領域番号 |
12610115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
亀口 憲治 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10091240)
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研究分担者 |
長谷川 恵美子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助手 (00334251)
堀田 香織 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (10251430)
沢崎 俊之 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (30226063)
大矢 泰士 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助手 (30323463)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 学校カウンセリング / 総合的心理教育 / ピアカウンセリング / アサーショントレーニング / スクールカウンセラー / 臨床心理入門 / 心理教育プログラム / 総合学習 / 心の教育 / 集中度 / 臨床心理学入門 / 中等教育学校 / 教育ニーズ |
研究概要 |
学校における問題発生を予防することを目的とするピア・カウンセリングの組織化については、それを全校的指針の中に位置づけることが重要だと判断した。スクール・カウンセラーと教師および外部のプログラム・コーディネーターの3者が協力して、その開発に当たった。平成12年度は、スクール・カウンセラーによる提言で生徒たちとともに、いじめ防止を目的とする1日の「心理教育ワークショップ」をおこない、生徒たちが問題防止に必要な心理的知識を体得できるようにした。附属学校のスクール・カウンセラーである研究代表者の亀口および附属教官の高橋を中心にピア・カウンセリング・プログラムを作成した。また、高校3年生を対象とする通年の選択授業「臨床心理入門」において、総合的心理教育プログラムの初年度版を35名の生徒を対象にして実施した。平成13年度は、これをさらに改良したプログラムを作成し、24名の生徒を対象に実施し、生徒と教師双方から好評を得ることができた。 アサーショントレーニングとは、ピア・カウンセリングの中でも特に生徒たち同士による生徒自身の紛争の解決を目的としたものである。コーディネーターである研究分担者の沢崎と堀田は生徒に対して、紛争解決の理論をロールプレイを交えて教え、さらに調停者のトレーニングも行った。またボランティアで教師や保護者がこのシステムをサポートする。このプログラムは今後も、PTA、地元の他の学校、大学、教育委員会の教育相談担当者と連携して行う予定である。
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