• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ジェンダー・ステレオタイプの作用を規定する集団要因の検討

研究課題

研究課題/領域番号 12610127
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関広島大学

研究代表者

坂田 桐子  広島大学, 総合科学部, 助教授 (00235152)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードステレオタイプ / ジェンダー / 集団 / 集団生産性 / 社会的手抜き / 社会的補償 / 性別構成比 / ジェンダー・ステレオタイプ / 結果依存性 / 感情 / セクシズム
研究概要

本研究では,男女混成の共同作業集団において,どのような要因がジェンダー・ステレオタイプ化を促進または抑制するのか,またジェンダー・ステレオタイプが集団生産性にどのような影響を及ぼすのかについて明らかにしようと試みた。得られた結果は次の通りである。
(1)否定的もしくは肯定的ジェンダー・ステレオタイプの内容を吟味した。その結果,伝統的ジェンダー・ステレオタイプが現在でも保持されているものの,大学生サンプルは社会人サンプルに比べて非伝統的な傾向があった。女性ステレオタイプは男性ステレオタイプよりポジティブに評価されていたが,女性の方が男性より均質化されていることも明らかになった。
(2)ジェンダー・ステレオタイプ化がどのような要因に規定されるのかを,職場集団における調査と実験室実験によって検討した。職場集団において,組織への所属動機が高い人ほど,ジェンダー・ステレオタイプ化に関して職場の規範に影響される可能性が示された。また,職場における性別構成比がステレオタイプ化の程度に関与していることが示唆された。さらに,ステレオタイプ化の抑制に果たす勢力および必然的ポジティブ感情の役割を実験的に検討したが,予測に反してステレオタイプ化は抑制されなかった。
(3)ジェンダー・ステレオタイプが集団の課題遂行に及ぼす影響を実験的に検討した。ジェンダー・ステレオタイプに基づく共同作業者の課題遂行能力の予測が,社会的手抜きまたは社会的補償を生じさせ,それが結果的に集団の成績に影響することが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi