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新入学児における潜在的カリキュラムの習得と定着の過程

研究課題

研究課題/領域番号 12610130
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関香川大学

研究代表者

有馬 道久  香川大学, 教育学部, 教授 (10151185)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード小学1年生 / 替在的カリキュラム / 教室ルール / 事例研究 / 新入学児童 / 潜在的カリキュラム / 学級づくり / 教師-児童コミュニケーシ / 実践のルール / 教師-児童コミュニケーション
研究概要

本研究では,小学校に入学した児童が,潜在的カリキュラムをどのようにして習得していくのかについて検討した。2000年度は,小学校1年生のあるクラスについて,4月,6月,11月,翌年の3月に計36日間,計58時間の授業を観察,録画し,カテゴリー分析と事例分析を行った。このクラスには40名(男女同数)の児童が在籍し,担任教師は教歴17年の39歳の男性であった。その結果,児童は,潜在的カリキュラムの1つである教室ルールとして,「適切な姿勢のとり方」,「発表の仕方」,「号令の掛け方」などを学習することがわかった。教師は,入学直後は「説明する」という方略を用いるが,しだいに「ほめる」,「注意する」,「待つ」という方略を多用するようになることがわかった。2001年度は,1年生の別のクラスについて,4月,11月,翌年の2月に計32日間の朝の会と48時間の授業を観察,録画した。このクラスには35名(男子20名,女子15名)の児童が在籍し,担任教師は教歴32年の54歳の女性であった。ADHD(注意欠陥/多動性障害)児と集団保育未経験児の2人の児童に焦点を当てて,事例分析を行った。その結果,教師は,この2人の児童に対してかなり長時間の個別対応を行い,社会的スキルを指導していることがわかった。そして,この相互作用を通じて,クラスのすべての児童に「我慢すること(教師の指示に従うこと,順番や時期を待つこと,課題に集中すること)」という潜在的カリキュラムを教えていることが明らかになった。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 有馬 道久: "新入学児童における潜在的カリキュラムの学習"日本教育心理学会第45回総会発表論文集. (発表予定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 有馬道久: "ある小学1年生担任教師の実践的知識と学級づくり"日本教育心理学会第44回総会発表論文集. (発表予定). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 有馬道久: "新入学児における教室ルールの習得と定着の過程"日本教育心理学会第43回総会発表論文集. (発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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