研究課題/領域番号 |
12610154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
高下 保幸 福岡大学, 人文学部, 教授 (30091234)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ユーモアのセンス / 一コマ漫画 / 高齢者 / 年代差 / 性差 |
研究概要 |
高齢者が「好むユーモアのタイプ」と高齢者の全般的な「ユーモアのセンス」について、その年代による変化と性別の差を、福岡都市圏に在住の50歳代から70歳代までの男女計240人と、比較対照のための大学生男女計318人(平均年齢19.5歳)に対する調査によって明らかにした。 まず17種類の一コマ漫画全体、さらにその17種類のなかの攻撃性や性欲求の「傾向性」の強い一コマ漫画、ユーモアのポイントを見つける問題解決をより必要とする「不調和な」一コマ漫画、高齢者を否定的に扱う一コマ漫画に対する「好み(感じるおかしさ、ユーモアの程度)」の評定についてみた。個々の一コマ漫画に対するユーモアの感じ方については顕著な性差はみられなかったが、50、60、70歳代の高齢者が若年者よりもおかしいとみなすという有意な年代差がみられた。また一コマ漫画全体のうち理解した漫画の割合は、知的ユーモアの好みに関する男性の優位性が言われてきたことに対応して、若年から高齢に至る年代を通じて男性の方が女性より有意に高かった。またこの理解率については高齢者が若年者よりも高いという有意な年代差がみられた。 次に全15項目から構成される調査表によって「ユーモアのセンス」の自己評定を求めた。因子分析によって、ユーモアや笑いを特に対人関係において用いようとする傾向である「ユーモア・笑い志向性」、また新聞の漫画、ことわざ、川柳などに対する「ユーモア媒体志向性」という2つのユーモアのセンスの側面を抽出した。「ユーモア・笑い志向性」は女性が男性より有意に高かった。また高齢者は若年者よりも「ユーモア・笑い志向性」が有意により低く、「ユーモア媒体志向性」が有意により高かった。
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